■[漫画]三浦先生カッコイイ。「とめはねっ!鈴里高校書道部」9巻
とめはねっ! 鈴里高校書道部 9 (ヤングサンデーコミックス)
著者/訳者:河合 克敏
出版社:小学館( 2011-12-27 )
コミック ( 208 ページ )
今回は書道部の新人勧誘騒動も一段落して、縁たちにとっては二回目の市民書道大会へ。
夏の合宿や書の甲子園、かなの書の練習にオープンキャンパスでの研鑽と、
縁たちも1年を通して色々と経験して成長していますし、
新入生の島さんは実力があるということで鈴里高校書道部の成果にも期待が持てます。
ですが研鑽を積んでいるのは鵠沼高校書道部も一緒な訳で…
という訳で市民書道大会での一位は、今まで割りとモブ扱いだった鵠沼の副部長、見城さん。
オープンキャンパスでも失敗を糧に更なる勉強を決意する描写があったけど、
ここまでしっかりとした結果を残せる程になるとはちょっと驚きです。
もちろん、縁はその実力に見合った結果を出せていたし、それは望月さんもだった訳で、
鈴里高校は島さんを含めて成長した実力を発揮したのは明らかなんだけど、
よしみの嫌み攻撃で加茂三輪コンビが口惜しがって騒動が広がる訳なんですが…
それにしても大江英子女史の口から語られる50年近く前の話は面白いですね。
特に若かりし頃の三浦清風先生が理知的で頼もしい大人で素晴らしいですよ。
今回は市民書道大会での島さんへの対応といい、三浦先生の男前っぷりに感心することしきりでした。
そりゃ若い頃の笠置女史が憧れるのも判るし、生徒達に人気があるのも判ります。
まぁ、何がどうなってセクハラジジイになったのかは判りませんが。(笑
そんな若かりし頃の三浦清風先生に師事した笠置女史と英子女史。
二人とも三浦先生から大切なことを学んだと感じていても、受け取ったモノはそれぞれ異なり、
お互いの教え子に学ばせようとしているものも異なっている訳で…
うーん、これはどちらも間違っているとは思えないんですよね。
敢えて言うならどちらが教わる側に合っているかの違いだと思います。
これからも何かと顔を合わせるであろう両書道部の面々が、
今後二人から教わったことをどう発揮していくのか楽しみでもあります。
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