■[ラノベ]見所てんこ盛り「ベン・トー 8 超大盛りスタミナ弁当クリスマス特別版1250円」
ベン・トー 8 超大盛りスタミナ弁当クリスマス特別版1250円 (ベン・トーシリーズ)
著者/訳者:アサウラ
出版社:集英社( 2011-12-22 )
文庫 ( 344 ページ )
作者サイト:アサウラの生存観察室
作者twitter:アサウラ (asaura_seizon) on Twitter
絵師サイト:Kr3
絵師twitter:柴乃櫂人 (kr3kaito) on Twitter
予想外にもTVアニメが好評のうちに終わったベン・トーですが、
やはり一番面白さが凝縮されているのは原作だよな、と思わせるくらい魅力が詰まった8巻でした。
マニアックすぎるセガへの愛と佐藤の旧友・石岡くんとのアホな思い出、
そして何より佐藤の真っ正直な変態っぷりがベン・トーがベン・トー足る所以だよなぁ。(笑
今回は表紙の槍水先輩がサンタ帽を被っていることから判るようにクリスマスな内容なんですが、
前半は割りとそこら辺は関係ないというか、思い込みによる誤解と勘違いとすれ違いの布石ですね。
それは兎も角、茶髪に二つ名が付いて出番も増量、その巨乳っぷりもより顕著に現れています!
相変わらずメカクレな感じになってますが、巨乳な出で立ちは流石と言いましょうか、
恐らくベン・トー世界では並ぶモノがないおっぱいっぷりには思わず拍手を送ってしまいそうです。
実際序盤は佐藤が落ち込んでいる白粉が貧乳の悩みを抱えていると勘違いして、
茶髪や著莪に豊乳の秘訣を聞くという「どこの魔乳秘剣帖だよ」という展開なんですが、
佐藤の青少年の性欲による変態っぷりが遺憾なく発揮されていて最高に笑えます。
また、著莪とあのセガのおもしろハードのトイレッツをプレイする話も収録されてたりと、
著莪ファンとしても非常に笑えるし魅力的で素晴らしかったです。
余談ですがトイレッツに関しては以前twitterで佐藤と著莪の妄想書き殴ってたんですが、原作が割りと近いトコ行ってて笑いました。(笑
原作でかなり良い感じに燃料を用意してくれたので是非ともこの流れでエロ同人誌をですね!(ぉ
中盤からは東北から帰省してきた、かつて佐藤が敗れた強敵サラマンダーが登場し、
オルトロスと二階堂ともども何度も挑んでは敗退するという少年漫画っぽい展開目白押しなんですが、
同時に思い込みでのすれ違いで槍水先輩とのクリスマス会のスケジュールが合わず、
HP同好会の間にギスギスした雰囲気が流れるんですが、
そこは主人公らしさを発揮した佐藤が男を見せて最後には大団円に持って行くのは流石でしたね。
何だかんだで綺麗にまとめるからベン・トーは魅力的なんだよなぁ。
それにしても佐藤ってば何だかんだでそこそこフラグ立ててますよね。
沢桔姉妹はもちろん、槍水姉妹も今回で両方しっかり立ったような気がしますし。
他にも広部蘭やギリー・ドゥーも怪しいけど、一番はやっぱり著莪だよね!
最後は槍水先輩に美味しい所を譲ったけど、それも自身の過去との共感があってこそだし、
そこら辺は正妻の余裕ともとれますしね!
佐藤争奪の雌狼たちの競演を見られるなら見てみたいものであります。
それと余談になりますがベン・トー8特設サイトでWEB限定書き下ろし短編があります。
本編でも出てきたジョン・グッド氏のコーナーもあったりとかなり悪ノリしてるので、
是非ともチェックすると良いと思います!
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