■[漫画]女神編、完結!「神のみぞ知るセカイ」19巻
神のみぞ知るセカイ 19 (少年サンデーコミックス)
著者/訳者:若木 民喜
出版社:小学館( 2012-10-18 )
コミック ( 224 ページ )
作者サイト::: HoneyDipped ::
作者twitter:若木民喜 (angelfrench) on Twitter
女神編の完結巻なのに何故ちひろが表紙なのかというと、
この女神編はある意味ちひろ編だったとも言えるからなのです。
ただ一人、女神が中に居て記憶が残っている訳でもないのに、
素のままの自分で決めて告白して、徹頭徹尾自分の恋だったちひろこそが、
一番のメインヒロインだったんだと思わされます。
女神を出す為に歩美を攻略する為に取る桂馬の手段だけど、
ちひろから見たら確かにバカ芝居だよなぁ…(笑
これもバクマン。で言う所のシリアスな笑いというコトなのかも知れませんね。
本人たちは地獄のコトとか自分の恋で真剣なだけに余計笑えるという。
しかし歩美は本当に最初のヒロインであり、最後のヒロインだったんだなぁ。
だからこそ、結婚エンドというある意味ギャルゲ―的に王道であり、
非常に分かりやすいラストを迎えたんだな、とも思えます。
まぁ、そこに行くまでが大変面倒というのもある意味メインヒロインらしいですけども。
ToHeartでもあかり攻略には第三者にアプローチしないといけなかったように、
歩美攻略も結果的にはちひろへの脇道が必要だったのかもしれませんね。
ラストのバンドシーン、女神全員が翼を広げる中で自分だけ翼がないちひろが浮かべる、
口惜しさが滲み出る表情から色々なコトが読み取れて凄く切ないですね…
メルクリウスが飛び立った時は見えなかったと言っていたのに、
実際はちゃんと見えてるみたいなのが、ちひろらしいと言いましょうか…
どうか彼女も最後には幸せな記憶を…
と願わずにおりません。
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