■[漫画]豪華面子揃い踏みの小冊子が凄い「とらドラ!」6巻 小冊子付 特装版
小冊子付 特装版 とらドラ! (6) (電撃コミックス)
著者/訳者:絶叫
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-07-27 )
コミック ( 162 ページ )
作者サイト:白血球赤血球
作者twitter:絶叫豚野郎 (zekkyoubot)さんはTwitterを使っています
竹宮ゆゆこ作品が4つも連載している電撃大王の中でも最古参になる「とらドラ!」ですが、
6巻の小冊子付き特装版が通常版に1ヶ月先駆けて発売になりました。
今回の小冊子はイラストよりも漫画が多めに収録されている上に、
原作のイラストレーターのヤスさんが4コマで多数描かれているので、
原作ファンの人にとってもお勧めな一冊になっています。
他の面子もそれぞれ思い思いに描かれているんですが、
亜美ちゃん漫画やみのりん漫画はまだ全然判るんですけど、
インコちゃん漫画を描くとか飴沢狛さんはどう考えてもおかしい。
脱走インコちゃんの失恋ラプソディーとか誰得…(笑
ちなみにReDropさんは流石エロ漫画家だなぁ、と思いました。
本編の方ですが大河のダメ親父エピソードな訳なんですけど、
原作を読んでからかなり時間が経っているので漫画で読むということもあって、
当時とは見えてくる所が違ってきて、各キャラへの見方も変わってきますね。
具体的には竜児への共感はそのままに、みのりんに感じた理不尽な怒りが、
「まぁ、高校生だし仕方ないよなぁ」という我ながらすれた大人な感慨になった所でしょうか。
みのりんは思い入れが大河>竜児だし、各家庭環境への情報量も大河>竜児なので、
竜児の父親不在に対するわだかまりとか斟酌しようがないよねー
と、納得してしまえるようになったと言いましょうか。
そして高校生だから、たったあれだけの会話で一方的に竜児の無理解に見切りを付けるとか、
コミュニケーション能力の低さも仕方ないよね、と。
それに対して亜美ちゃんはやっぱり高校生にしては一歩進んでる大人だよね。
モデルということもあって大人の環境に揉まれているんだなぁ、
と、今更ながらに読んでて感じ入りました。
何というか、原作の面白さの再発見と言いましょうか。
漫画という違った媒体を通しての見方というのもあるんでしょうね。
正直、原作はとっくに完結しているのにまだ6冊目という刊行ペースには物申したくなりますが、
原作の良さを別の側面から提示してくれる作品だと思います。
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