■[ラノベ]走馬灯回顧録「男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。 1 ―Time to Play― (上)」
男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。 (1) ―Time to Play― (上) (電撃文庫)
著者/訳者:時雨沢恵一
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-01-10 )
文庫 ( 328 ページ )
作者twitter:時雨沢 (sigsawa)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:黒星紅白ラクガキ置き場
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最近の電撃文庫はラノベ作家主人公モノが多いし、
いっちょベテラン作家の力量を体験するのも有りかなー、
などと考えながら、ラノベ史上最長文字数のタイトルを手にとった次第です。
とはいえ、こうも思うんですよね。
人生初 時雨沢恵一がこの作品で良いのだろうか、と。
えー、内容はタイトルそのままです。
主人公は高校生でデビューして一年休学してアニメ化も達成したラノベ作家で、
後ろの席に座っている自作の脇役キャラの声優やってるクラスメイトの似鳥絵里に首を絞められながら、
出会った時からの出来事を走馬灯として思い出し、
それを物語として語られるという体裁になっております。
ちなみにこの1巻では首を絞められる原因がまだ不明のままなので、
かなりモヤモヤしちゃいますね。
今までファンタジーモノを書かれていた時雨沢恵一さんですが、
かつて無いほどにファンタジーな設定ですよねー
それでも「エロマンガ先生」よりはリアリティがある設定ですが…
でもやっぱり、初めて書いた作品がデビュー作となってアニメ化もされるとか、
どう考えてもファンタジーですよ!
主人公が「ナナマルサンバツ」の越山くんばりに図書館通いの本の虫で、
膨大な作品の蓄積という下地があったにしてもファンタジーすぎる!
まぁ、学生時代にデビューというのは日日日さんが居ますし、
ほぼ初めての作品が受賞してデビューというのは「ダンまち」があるので、
主人公の設定自体には多少なりともリアリティがありますけど、
クラスメイトが声優で自分の作品に出てるとかファンタジーやわー
マジでファンタジー
でも可愛い声優さんがヒロインというのは読者のハートをガッチリ掴んでいると思いますよ。
可愛い声優さんが嫌いなオタクは居ません!
毎週金曜のアフレコのために上京する特急列車の中で、
ヒロインが主人公にインタビューする形式の物語仕立てなので、
結構淡々としていて、ノウハウ本的な要素が強い感じですね。
それでもヒロインの可愛さを出してるあたりは流石だなぁ、と思います。
それにしても長いタイトルだよなぁ…
まさか背表紙が3行もある作品が世に出るとは思いもしませんでしたよ。
2巻以降も楽しみだけど、副題で4行にならないかが心配です。(笑
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