■[漫画]色々な人、様々な建物「マホロミ」3巻
マホロミ 3: 時空建築幻視譚 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
著者/訳者:冬目 景
出版社:小学館( 2014-02-28 )
コミック ( 210 ページ )
1年で新刊が出るなんて早い方だと思ってしまう、鍛えられた冬目景ファンのみなさまごきげんよう。
このままのペースで是非完結まで行って欲しいんですけど、
もし「羊のうた」と同じ全7巻だとすると、あと4年ほど掛かることになるのか…
今回、前半は卯が胸がモヤモヤしてますが、後半は土神がモヤモヤしています。
お互いモヤモヤしているのは恋愛感情のつぼみのようなソレが原因だけど、
卯の方は間違いなく自覚してないのがミソだよね。
土神の方は更に自分の祖父のことがあるから更に面倒なことになってるけど、
そういったことで悩むのもまた青春の一ページだと思います。
青春と言えば、前半で石蕗くんが親の方針で入ったオンボロ学生寮で、
今までの人生で会ったことがない人種に出会って驚いてましたし、
卯も真百合さんみたいに寂しそうに笑う人を初めて見て感じ入ってましたが、
こういった出会いがあるのは、家に出るなりして活動範囲が広がったからですよね。
特にこの手の衝撃はとかく大学生の頃に起こるものだと思います。
後半は土神のバイト先が絡んだ話ですけど、
所長の元カノの鳥浜岬さんは美人だし、しっかりしているんだけど、
所長にあんなこと言っちゃうとか割りと無責任というか…
これはナカディーは苦戦しそうだなぁ。
卯と土神と真百合さんの恋模様はまだまだ不透明というか、
そもそも卯はまだ無自覚なのでこれからですよねー
しかし、寂しげな笑顔を浮かべる黒髪ロングの退廃的美人と、
ショートカットで元気な可愛い子とうだつの上がらない青年かー
「羊のうた」といい、冬目景さんはこういった組み合わせが好きですよね、ホント。(笑
次の4巻も期待しております。
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