■[漫画]わたしのラノベ道「ゆとりノベライズ」1巻
ゆとりノベライズ (1) (まんがタイムコミックス)
著者/訳者:渡辺 伊織
出版社:芳文社( 2015-02-06 )
特設サイト:『ゆとりノベライズ』渡辺 伊織
作者サイト:いつの間にか深く夢の中へ
作者twitter:渡辺伊織(@WATANABE_IORI)さん | Twitter
ファミリー4コマ誌のまんがタイムで連載している作品なんですが、
タイトルから予想できるかもしれませんが「ラノベ作家が主人公の物語」です。
あとがきにオーバーラップ文庫の協力とあることから察しのいい人なら分かるかと思いますが、
平和さんからのお勧めで手に取った次第であります。
都ゆとりはデビュー作が2巻打ち切りになった売れない新人ラノベ作家。
ネガティブ思考が抜け切らないためウジウジしている事が多いけれど、
先輩の売れっ子作家である里美嵐(巨乳)に励まされ&振り回されることで、
諦めずに前向きに少しずつ成長していくというストーリーです。
プロにはなれたけど、2巻打ち切りになったらそれは心細くなっても仕方ない。
特に大見得を切って上京したとあってはなぁ…
そんなゆとりの心を支えてくれる里美さんが良い先輩してますよ。
本人は売れっ子でもぼっちだから頑張って先輩っぽくしている所があるんだけど、
そこがまた魅力的に見えるんですよね。
先輩と後輩のハートフル&ソフト百合(?)な要素もあるけれど、
基本的にこの作品はラノベ作家モノなので、作家要素が多量に含まれています。
例えば本屋のラノベ売り場には近寄れないとか、
献本がある、というか余っているのについ本屋で買ってしまうとか。(笑
正直、まだまだベストセラー作家とは言えないけど、
それでも曲がりなりにもプロ作家として踏ん張り、
作家志望の中学生を相手にもちゃんと自分の言葉で受け答え出来るあたり、
ゆとりも作家として成長しているんだなぁ、と思います。
それにしても実際問題女性のラノベ作家ってどれだけ居るんでしょうね。
コバルト文庫とかは女性作家ばかりなんでしょうけど、電撃文庫とか男性向けだと…?
うーん、竹宮ゆゆこさんや野村美月さんくらいしか思い浮かばない…
作中でも珍しいと描かれてますが、そこもリアリティがある気がします。
特設サイトで試し読みも出来ますので、
まずはそちらでどうぞ。
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