■[ラノベ]囚われのエレンと月光の騎士ティグル「魔弾の王と戦姫」13巻
魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉(13) (MF文庫J)
著者/訳者:川口 士
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー( 2015-11-25 )
作者サイト:一〇八(仮)
絵師サイト:ひなだまりweb
絵師twitter:片桐 雛太(@hinatanya)さん | Twitter
Kindle版:魔弾の王と戦姫 13
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王族メリザンドの反乱と呼応した隣国ザクスタンの侵攻。
それを辛くも撃退したティグル率いる月光の騎士軍であったが、
王都への凱旋途中にガヌロンの腹心グレアスト率いる軍勢に卑怯な奇襲を受け、
エレンが囚われ、更にティグルも行方不明になり…
虜囚の身となったエレンと奸賊グレアストの歪んだ性癖、
そしてエレン救出のために恥辱を受けるティグルを見てると、
ふつふつと怒りとストレスが溜まっていったのですが、
正直ラストの展開を見て全てが吹っ飛びましたよ。
え? そこまでやっちゃって良いの?
これ、最終巻じゃなくて13巻だよね?
最終巻じゃないとはいえ物語はほぼクライマックスに入ってきたのは確かですし、
次のムオジネルの大軍を相手にした戦いが人間同士の戦いのラストでしょう。
そして魔弾の王と戦姫の本当の戦いはそこから始まるのでしょう。
それはそれとして、別の意味でもクライマックスですね!
何しろここにきてかなり大きな事態が起こりましたね。
今まで野心とかとは縁遠かったティグルだけど、
彼にどうしても成し遂げたい目標が出来てしまいましたからね。
そこに到るまでの具体的な方策をティグルはまだ見出せてないとはいえ、
おおよそどうなるのかは読者的に朧気に判るだけに楽しみですよ。
エレンが魅力的なのは言わずもがなだけど、
副官のリムに侍女のティッタも可愛いし、
魔物を追ってきてエレン救出を手伝ったミラも、
ジスタートに残っているソフィー、リーザ、オルガ、
それに女王レギンもいますしね。
はたしてティグルがどのような未来を見せてくれるのか。
これはラストまで目を離せませんね!
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