■[ラノベ]来月からTVアニメ放映開始!「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の自称図書委員VIII」」
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員VIII」
出版社:TOブックス
作者名:香月美夜
作者サイト:香月 美夜
作者twitter:香月美夜 (@miyakazuki01) | Twitter
絵師名:椎名優
絵師サイト:天球堂画報
Web版:本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~
Kindle版:第四部「貴族院の自称図書委員VIII」
Kindle版まとめ買い:本好きの下剋上
DMM電子書籍:第四部「貴族院の自称図書委員VIII」
末弟のメルヒオールのお披露目といったイベントはありながらも、
エーレンフェストで日々の仕事をこなしながら比較的穏やかに過ごしていたローゼマインたちに、
領主会議から戻ってきたシルヴェスターの口から語られたのは、
フェルディナンドが王命によってアーレンスバッハへと婿入りすることになった、というもので…
まず、書籍版しか読んでない人に安心して欲しいのは、
この物語はハッピーエンドだということです。
数々の苦難はありますが、マインとその家族たちはハッピーエンドを迎えますので、
ここで心を折られることがないようにして欲しいです。
というか、結末知ってる私でも心が折られそうになったから、
Web版の終盤を読み返してストレスを和らげていましたからね。
我ながらストレス耐性が低い…
本当にね、フェルディナンドの婿入り話はWeb版読んでた時は驚きましたよ。
どう考えてもゲオルギーネがエーレンフェスト攻略の邪魔となるフェルディナンドを、
合法的に搦め手を使ってきたとしか思えないんですが、
それにまんまと利用されたアウブ・アーレンスバッハと王にはガッカリですよ。
特にハイスヒッツェは学生時代の好敵手だったはずなのに、
10年前で記憶が止まってしまっているために、
現在のフェルディナンドを全然見ることが出来なかったから故に、
小さな親切が盛大なお世話になっているのはもどかしいったらないです。
今回の巻末書き下ろし短編ではハイスヒッツエ視点で語られていましたが、
彼は本当に善意から動いているのがわかるだけに残念ですね…
ゲオルギーネに見事に騙されているのには「気付け…! 気付いてよ…!」
と思いながら読んでしまいました。
ハイスヒッツエが真実に気付いた時の後悔に滲んだ短編をとても読みたいです。
そんなハイスヒッツェたちを手のひらの上でコロコロしたゲオルギーネですが、
エピローグを読む限りだと、自分の娘であるはずのディートリンデすらも、
自分がエーレンフェストを手に入れるための駒としか見ていないんだな…
というのがわかるだけに、ディートリンデにちょっと同情しちゃいますね…
ディートリンデは教育に失敗したヴィルフリートって感じなので、
もうちょっとマシな教育係がいればなぁ、と思います。
まぁ、これはもう、変わらんだろうからなぁ…
可哀想だけど、このまま自爆してもらうしかないのよね…
肝心の主人公であるローゼマインですが、
メルヒオール相手にお姉ちゃんを頑張ろうとするところは可愛かったですが、
年季の違うシャルロッテにお姉ちゃん度が負けてるのも可愛かったです。
カミルのお姉ちゃんをしてればもう少し違ったのかもしれませんが…
いや、多分、ローゼマインは変わらないだろうなぁ…w
フェルディナンドの婿入りについても、
どこまでもフェルディナンドのことを心配して、
誰を敵に回しても助けに行く、と宣言(脅迫)してるところは印象的ですね。
ちなみに、このセリフはとても壮大な伏線なのでみなさん覚えておきましょう。
さて、次巻で「貴族院の自称図書委員」編も終わりです。
次の第5部で本編は完結になりますが、
現在のペースからすると完結まであと2,3年は掛かると思います。
そして! TVアニメは来月からの放送ですよ!
もうすぐ動くマインやルッツたちと会える!
楽しみだなぁ…
はたしてどこまでやるんだろう…?
2クールで第1部までとかかな?
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