■[漫画]北への旅路「葬送のフリーレン」2巻
葬送のフリーレン2巻
出版社:小学館
原作者名:山田鐘人
作者名:アベツカサ
作者twitter:アベツカサさん (@abetsukasa) / Twitter
連載サイト:葬送のフリーレン
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何百年も生きる不老のエルフの魔法使いフリーレン。
魔王を供に倒した仲間、勇者ヒンメルの死から人間を知ろうとし、
仲間の僧侶ハイターに託された魔法使いの少女フェルンと旅をし、
ドワーフの仲間アイゼンからヒンメルの魂が眠る場所に行くように諭されたが、
その場所は魔王城がある最北の地で…
インパクトがある1巻でしたが2巻も面白さは抜群です。
かつては勇者、僧侶、戦士、魔法使いというバランスの良いパーティーで10年掛かったのに、
今回は魔法使い2人というパーティーで不安があったけれど、
アイゼンの弟子であるシュタルクが合流してくれることになったんですが…
一皮剥けば自信がない若者だったわけで…
とはいえアイゼンがそんな腑抜けをフリーレンに紹介するはずもなく、
シュタルクはシュタルクなりに頑張っているし実力もあるんだけれど、
自信だけがなかったというのが微笑ましいというか面白いというか。
フェルンからの印象は散々なモノだけど、
シュタルクはちゃんと実力があるし、
ソコソコ常識を弁えているし師匠思いだし、
良識をちゃんと弁えている好青年だと思うんですよね。
あとは自信だけだけど、これはまぁ、魔王城までの旅で培って貰うしかないかな…w
とはいえ旅はそんなのんびりしたものではなく、
後半からは北部で暗躍する魔族たちが出てきます。
その魔族ですが、人間やエルフとはまた違った生態が描かれているんですよね。
同じ言葉を話すけれど、生物として違いすぎるため、
相互理解が不可能という種族というのがよく伝わってきます。
フリーレンはそういうのを骨身に染みているんだけど、
平和ボケしている人間たちにはそれがわからないから危機感も湧かないというね…
ラストではタイトルを回収していて最高にシビれます。
1巻の時の面白さを深めつつ、2巻では別ベクトルの面白さも追求していて面白かったです。
サンデー本誌では戦いの結末が描かれているので断言できますが、
3巻もめっちゃ面白いので、是非ご期待ください。
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