■[漫画]未来へと繋がる科学「Dr.STONE」27巻
Dr.STONE27巻
出版社:集英社
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎さん(@reach_ina) / Twitter
作者名:Boichi
紙書籍通販:Dr.STONE (27)
Kindle版まとめ買い:Dr.STONE
DMM電子書籍:Dr.STONE (27)
まさか完結したと思ってた「Dr.STONE」にエピローグ的な27巻が出るとはね…!
ジャンプ本誌に読み切りが載った時にはファンブックに載るのかと思ってましたが、
更に読み切りを追加して27巻として出すとは完全に予想外でしたよ!
もちろん、嬉しかったです!
初っ端から大海原で遭難という「ソウナンですか?」的状況から始まってますが、
都合良く島が近くにあることもないあたり、とても千空らしいと思います。
ただ、どのような状況でも希望を諦めず、
手元の材料から希望を見つけ出すのが千空という男です。
幸いなことに今まで作ってきた科学クラフト素材がある程度あるし、
何よりも頼りになる仲間が居ますからね。
わりと無茶だと思うんですけど、そこはまぁ、千空ですからね!
千空なら有りかな、と納得しちゃいますw
そして残る3話は完全に未来の科学ですね。
金属シリコンを見付けたからってすぐに半導体を作れるあたり、
ちょっとすごすぎですが、確かにバイポーラとかなら出来るのかな?
技術者はいるだろうけど、FETを作るには装置技術的に厳しい気がしますね。
まぁ、初歩的なシリコン半導体でも真空管やパラメトロンよりも小さいでしょうし、
龍水ならBIOSもゼロからプログラムできるでしょうし、余裕でしょう。
ただ、タイムマシンというのは現代の科学でも不可能な領域ですからね。
そこにメデューサという超絶アイテムが有ることで可能性が見えてきたんだけど、
かつてゼノが懸念したように利権や政治で足を引っ張られるわけで…
こんなことが何回も、何十回も有ったからゼノは闇堕ちしたんだろうなぁ…
というのが想像に難くないです。
それはそうと脳天気なクロムがあっさりと結婚を決めてますが…
則巻千兵衛さんといい、ジャンプの発明家はあっさりと結婚を決めるものなのですよ。
とてもクロムらしいと思いますし、
プロポーズを受けるルリが大層可愛らしくて、とても素敵でした。
そして未来科学のキーとなるのが石化装置ことメデューサというのがまた面白い!
人類を苦しめた石化光線によって軌道エレベーターへの道筋が見えてくるとはね…
確かに読み返すと末端部の方が強度が高いという情報は有ったし、
石化した髪でショートしていることから伝導体であることが示唆されてましたけど、
その頃から軌道エレベーターの伏線が張られてたということでしょうか。
凄すぎんだろ…!
問題はテロの標的にされそうなことなんだけど、
国家間のしがらみが21世紀よりもかなり低く、
人類全体でビジョンを共有できている上に、
人類を救済したという実績があるし、転用できる技術が大きいということもあり、
奇跡で積み上がっているからこそ軌道エレベーターへの道筋が立っているんですね。
ただ、それがメデューサが作りあげたものだということに気付いたのがねぇ…
賢すぎるのも厄介ですね。
とはいえ、希望を残してくれたことだし、
千空たちが作りあげる未来の世界を夢見ることが出来るので、
これはこれで良い終わり方だったと思います。
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