■[漫画]竜王 vs 吸血鬼「バンオウ-盤王-」8巻
バンオウ-盤王-8巻
出版社:集英社
原作者名:綿引智也
作者名:春夏冬画楽
作者twitter:春夏冬画楽さん(@garaku_akinai) / Twitter
連載サイト:バンオウ-盤王- – 綿引智也/春夏冬画楽 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:バンオウ-盤王- (8)
Kindle版まとめ買い:バンオウ-盤王-
DMM電子書籍:バンオウ-盤王- (8)
ついに始まった竜王戦七番勝負。
現役最強の棋士を相手に凡才吸血鬼の月山さんは如何に挑むのか…!?
「バンオウ-盤王-」もついに完結です!
面白さをトップギアに入れたまま駆け抜けていきました…
めっちゃ面白くて、めっちゃ満足できたんですけど、
一抹の寂しさも感じますね…
月山さんの強さは新堂竜王に本気を引き出してくれるんですけど、
その新堂竜王が完成された流れが面白いです。
子供の頃は感情を表に出して悔しがるような棋士だったのに、
父の教えを受けて、感情を隠して戦うようになって強さを得たんですね。
良い父親だと思いますよ。
しかし、そんな新堂竜王の仮面を突き崩したのが月山さんで、
その仮面の下に隠れていた感情というのが、
月山さんと将棋を指すのが面白い、というものが最高じゃないですか。
吸血鬼の下手の横好き300年。
それに対抗するのは30年にも満たない時間を生きてきた人間。
その頂上決戦が最高に熱いんだよなぁ…!
その熱さに当てられて暴走するお兄ちゃんには爆笑しましたけれど、
竜王と月山さんの対決はめっちゃ面白いんだよなぁ。
もはや月山さんのことをアマチュアの指し手だとは誰も思ってなくて、
対峙する新堂竜王にいたっては
「将棋の化身」「将棋の面白さを体現する最高の指し手」とまで感じてますからね。
おそらく月山さんにとっては最高に褒め言葉だと思いますよ。
そんな月山さんの戦いに多くの棋士が当てられて、
誰もが興奮して、更なる高みへ至ろうとするのが良いんですよね。
とはいえ、月山さんは吸血鬼なので表舞台に出ずっぱりというのができないので…
でも、ずっと将棋と付き合っていく、というのが感じられる良い終わり方でした。
この作品は設定の面白さと、それを演出する展開の妙が素晴らしかったです。
次回作にも期待しています!
最近のコメント