■[ラノベ]面白さが希釈された薄味のスープのような内容「ソードアート・オンライン プログレッシブ」9巻
ソードアート・オンライン プログレッシブ 9巻
出版社:KADOKAWA
作者名:川原礫
作者サイト:
作者twitter:川原礫さん(@kunori) / Twitter
絵師名:abec
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:abecさん(@bunbun922) / Twitter
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吸血鬼になったキリト。
陽光を浴びたらほぼ即死という強烈な弱点ができたため、
アスナとキズメルの二人から手厚く保護されているんだけど、
それはそれとして、クエストを進めるためには出歩く必要があり…
物語は全く進んでいません。
これは間違いなく、作者が存命中に完結しないでしょう。
エヴァは間に合ったし、ガルパンも何とかなりそうですが、
SAOを含めた川原礫作品は間に合わない可能性が大です。
というか、川原礫さんって多作だけど一つも完結させたことがないですからね。
実力派のベテラン作家だけど、ある意味ではとても未熟な作家さんなのです。
無印1巻では面白さが凝縮されていたものですが、
今はつけ麺のスープを希釈して味わっているかのようです。
丁寧な情景描写や、キャラクターに感情移入できる描写は上手いのですが、
そればかりに文章が使われているせいで、時間軸が全く進まないんですよね…
それがもうストレスが溜まって溜まって…
もちろんキャラクターの魅力は凄いですよ。
アスナはツン期が残っていながらキリトと一緒にお風呂に入ったり、
キリトはナチュラルにアスナへのデレを見せたり、
そこはとても魅力的なんですけどね…
しかも今回は上下巻構成なのに、下巻は間を開けることになるようです。
はたして、下巻が出る頃には上巻の内容を覚えているかどうか…
とてつもなく不安ですね。
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