■[漫画]始まる前哨戦「葬送のフリーレン」14巻
葬送のフリーレン14巻
出版社:小学館
原作者名:山田鐘人
作者名:アベツカサ
作者twitter:アベツカサさん(@abetsukasa) / Twitter
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かつて大魔法使いフランメが築き上げた大陸最大の魔法文明が花開く帝国。
魔族の脅威にも耐えきった人類魔法の最高峰である帝国の暗部が、
何故かフランメの師であるゼーリエの命を狙うという情報を得た大陸魔法協会は、
ゼーリエの護衛のために一級魔法使い達を召集することに。
一級魔法使いであるフェルンだけでなく、仲間のフリーレンとシュタルクも動員されるんだけど…
久しぶりの新刊ですね。
連載がスローペースになっているのが残念ですが、
こうして単行本になって一気に読むと、面白さが凝縮されているのがわかります。
帝国内部のスパイから情報を得るために動いたユーベルとラントは、
内乱鎮圧の対魔法使いに特化した魔導特務隊に追われることになるんだけど、
戦力が拮抗していたため、駆け引きの末に捕まってしまうんですが…
わりと良い感じの二人を見ることができて、ちょっと嬉しかったり…
というか、やっぱりユーベルはラントと一緒だと良い味を出しますよね。
正反対だからこそ相性が良いというか…
監禁場所から逃げ出すための外道な戦略を見ていると、
ラントに制御されないとユーベルがやばすぎることがよくわかりますw
そして戦うのは魔導特務隊vsユーベル&ラントだけではなく、
影なる戦士vsフリーレン一行ともです。
こちらは半ば偶然での遭遇ではあるんですが、
地道に手を打っていたフリーレンだからこそ戦いが勃発したことになるんですが…
まさかここでザインと合流することになるとはね。
フリーレンの凄いところは、その卓越した魔法だけでなく、
目の前の戦いだけでなく、全体を俯瞰して戦術を組み立てる能力だと思うんですよ。
それもヒンメルと一緒に戦い、培った能力なのかもしれません。
政治的な面での駆け引きは宮廷魔法使いでもあるデンケンが活躍してくれるかと思ったけれど、
帝国の宮廷魔法使いでありながら、大陸魔法協会の一級魔法使いになったデンケンは、
コウモリ野郎と思われたのか、どちらからも隔意を持たれてしまったせいで動きにくくなってるのは…
ある意味で、とても人間らしいと思いました。
でも、デンケンもグリュックも大人しくしてそうには思えないので、
良い所で合流してくれるに違いないと思いますよ。
伊達に歴史を積み重ねてきてないですからね。
この帝国編で戦士ゴリラと僧侶ザインの関係も変わるだろうし、
物語が大きく動くと思います。
連載がかなり不定期ですけど、気長に待っていきたいですね。
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