■[ラノベ]終わってなかった事件を終わらせる事件「神様のメモ帳」8巻
神様のメモ帳 8 (電撃文庫 す 9-16)
著者/訳者:杉井 光
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-09-10 )
文庫 ( 333 ページ )
作者サイト:杉井光・公式サイト NEET TEEN
作者twitter:杉井光 (hikarus225)はTwitterを使っています
絵師サイト:迷子通信
絵師twitter:岸田メル (mellco) on Twitter
声優さんの名演はともかく、流石はシエルにスパゲッティを食べさせた監督の神メモアニメですが、
原作は流石は杉井光のスピード&クオリティで面白いです。
しかし今回は原作1巻を思いっきり下敷きにした内容なので、
それを改悪したアニメしか知らなかったら全く意味不明になりそうなのがネックですね。
いないと思いますが、アニメonlyな人がいきなりこの8巻を読むのはお勧めしません。
新宿の雀荘荒らしの雀熊調査を四代目から依頼された鳴海が出会った、
初っ端からトリプル役満をあがる関西人はなんと雛村三代目。
金が全てのヤクザ者な三代目と四代目の仁義容赦なき諍いを、
カイジ並のイカサマでくぐり抜けたと思ったら、実は雀熊のイカサマは、
かつて彩夏を襲った悲劇のドラッグ、エンジェル・フィックスと関係していて、
その事件の真相と彩夏を巡り、鳴海と四代目の仲に亀裂が入って…
ヤクザ、賭け麻雀、ドラッグ、援助交際と相変わらず高校生らしくない事件ばかりの鳴海ですが、
今回はイカサマ以外だとヘタレなトコが多く見られた気がしたなぁ。
まぁ、鳴海は彩夏関連だとトラウマ刺激されるってのが理由なんだろうけど。
その彩夏本人が一人の人間として自立しているのが明示されたから、
今後は精神的にもあの事件から一歩踏み出せるようになるのではないでしょうか。
そんな鳴海だけど、1巻の頃から明らかに成長してるのはツッコミ能力ですよね。(笑
本場関西人の雛村三代目も認めるツッコミっぷりは主人公の貫禄が出てましたよ!
アリス相手に炸裂させる天然ジゴロといい、そういった方面では成長してますよねー
高校三年生に進学できるみたいだけど、果たして鳴海の将来はどうなるのか。
本命はアリスのヒモだと思うんだけど、実際どうなるんでしょうね。(笑
鳴海の将来は1巻でアリスが言っていた作家で決まりなのでは・・・
コメント by TF — 2011/9/13 火曜日 @ 0:16:08
あの鳴海が作家だけで食っていけるわけないので、作家という名のヒモということでどうでしょうか!(笑
コメント by フラン — 2011/9/13 火曜日 @ 10:12:11