■[ラノベ]MMORPG初心者の君へ「ログ・ホライズン3 ゲームの終わり(上)」
ログ・ホライズン3 ゲームの終わり(上)
著者/訳者:橙乃 ままれ
出版社:エンターブレイン( 2011-08-31 )
単行本 ( 335 ページ )
作者サイト:m2lade JAM
作者twitter:橙乃ままれ (marmalade_macro) on Twitter
絵師サイト:instantGarden
今月末にログ・ホライズン4 ゲームの終わり(下)が出るので2ヶ月連続刊行なログホラですが、
やはり3と4は1と2と同じく続き物なので同時に読んだ方が良いかも知れません。
もちろん3単体でも面白いですけど、シロエの凄さは物語後半の4でこそ輝いてますからね。
プレイしていたMMORPGの世界に集団転移してしまったシロエたち数万人の日本人。(実は世界中のプレイヤーも転移)
関東のプレイヤーはシロエ発案の円卓会議によって一定の安定をみたけど、
それでめでたしめでたしにならないのが社会の難しいトコロ。
今度はゲーム中ではNPCだった大地人の社会との関わり方も検討しはじめる中、
別働隊が初心者プレイヤーの育成合宿でゴブリンの異常発生が確認され…
という訳で今回はシロエたち円卓会議の長たちが大地人の会議に列席するシロエサイドと、
初心者プレイヤーたちであるミノリたちがパーティープレイを学んでいくミノリサイドの2つがメインです。
特に後者のミノリたちの話はMMORPGなど、他人との協力プレイするには当たり前だけど、
初心者にはその重要性が判りづらいところをしっかりと書かれているんですよね。
判りやすくモンハンで例えると4人が集まってもみんなが好き勝手な装備で挑んだら、
お互いが大剣でホームランされたり爆弾で吹っ飛ばされたりと全然攻撃が届かずに、
結局はティガレックスさんに蹴散らされるのがオチな訳です。
だから重要なのは敵に合わせて装備を調え、前衛が居たら曲射は控えるようにお互いを邪魔せず、
「粉塵くださいー」「閃光玉行くよー」と声掛けすれば下位装備でも上位ティガも倒せる訳ですよ。
すこぶる簡単で単純なんだけど、それが大事ってことです。
そういった初心者パーティーを通して伝える「コミュニケーションの大事さ」というのが、
この作品、というかままれさんの作品のキモなんじゃないかと思います。
シロエ本人が参加している大地人の会議だってお互いの面子とか色々なもので上手く交流できず、
腹を割った話ができないから苦労する訳で。
ある意味子供で初心者だからこそ、わだかまりなくコミュニケートできるのかなー
と、ミノリたちを見てて思いましたよ。
これが若さか。
それはそうと、一人でダンスの練習するアカツキとか超可愛いと思いませんか。
子供扱いされて不機嫌だけど、シロエのつむじを観察して悦に浸ってるとか、
もう超絶に可愛いロリっ娘じゃないですか。
アカツキたんハァハァ。(←結論
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