■[ラノベ]幼女と少女と童女とキス「鬼物語」
鬼物語 (講談社BOX)
著者/訳者:西尾 維新
出版社:講談社( 2011-09-29 )
単行本(ソフトカバー) ( 292 ページ )
絵師サイト:青 春 電 繪 物 語 – 無名小站
猫物語(白)以降の流れからそうだろうなぁ、と思ってましたが、
作中で阿良々木くんが言ってましたが本当に重箱の隅をつつくように、
無理矢理物語を終わらせようという流れが出来ていて、
読者の想像(妄想)の余地がどんどん無くなってきていて…
でも面白いから困るんだよなぁ。
今回の鬼物語は忍の話と銘打たれていて、実際忍の400年前の話もあるんですが、
物語の中心に居たのは八九寺なんじゃないかな、と。
傾物語が八九寺の話なのに忍が中心だったのに対してバランスを取るかのような塩梅。
しかし八九寺が中心なのは終盤までは喜んでましたが、
ラストを読んでもの凄く切なくなったのでした…
今回の語り部は阿良々木くんだったので非常に変態で面白かったですし、
阿良々木くん視点で忍(幼女)と八九寺(少女)と斧乃木(童女)と戯れて、
不意打ち気味のキスをされまくるというのは非常に萌えでしたが…
その物語の寄り道が面白かっただけに、終着点が物悲しいんだよなぁ。
相変わらずのアニメ関連のメタな発言だとか時系列を無視した発言とか、
そういった面白いさから、言葉遊び的なものは化物語シリーズそのものです。
萌えもあるし、トンデモな忍の行動に呆れることもあるけれど、
相変わらず猫物語(白)以降は取っつきにくいものがあるかも知れません。
まぁ、鬼物語はロリコンな人なら割りと満足できるのではないでしょうか。(ぉ
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