■[ラノベ]1年生が主軸な「ココロコネクト ニセランダム」
ココロコネクト ニセランダム (ファミ通文庫)
著者/訳者:庵田定夏
出版社:エンターブレイン( 2011-10-29 )
文庫 ( 317 ページ )
絵師サイト:enfance
今までは太一が主軸となって物語が回ってましたが、
新入生が入ったことで今回のココロコネクトは新入生二人が主軸に!
とはいえ、キャラが被っていると言われた千尋は太一ほど魅力がないと言いましょうか、
序盤の千尋が高二病すぎて読んでいていたたまれなかったです。
<ふうせんかずら>から与えられただけの能力に舞い上がり、
自分は特別だと勘違いして暴走しまくりの千尋を見てると、
「もうやめて! 揺り返しでとんでもないことになるよ!」
と読者的にハラハラしてましたが、実際最後の方は懸念したとおりでしたね。
とはいえ「千尋ざまぁw」と思ったのは否定できない。(笑
そんな千尋ともう一人の新入部員の紫乃は、
二人共似てるところは確かにあったなぁ、と読んでて感じました。
今までの文研部の5人は個性が強くて問題も多かったけど、
前へと進むエネルギーはあったので、
新入部員二人みたいな所謂「明日から頑張る」系の人種は新鮮味がありましたね。
心を入れ替えたと言う千尋の態度は社会人一年目の新入社員とか見てるようで、
なんかデジャヴったりも。
物語の視点がこの二人だったのでデレばん好きの私としては少々物足りなかったのも事実。
まぁ、あのシーンに挿絵があるのは良いですが、シチュエーションがなぁ…
紫乃の素直な毒舌は結構好きなんですけどね。
今回は新入部員を掘り下げるためにそうなったんだと思いますが、
次回以降はまた太一主体に戻って欲しいと思います。
シスコンと稲葉への愛が大変なことになっている太一の活躍に期待です!
あ、それとTVアニメ化だそうで。
まぁ、この面白さならくると思ってましたよ。
挿絵が白身魚さんですから出来れば京アニで…
と思いますが、無理でしょうね。(笑
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