■[ラノベ]遠子先輩と狭き門「“文学少女”と神に臨む作家 上」
“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫 の 2-6-7)
著者/訳者:野村 美月
出版社:エンターブレイン( 2008-04-28 )
定価:¥ 630
文庫
ISBN-10 : 4757741731
ISBN-13 : 9784757741737
絵師サイト:nezicaplant
“文学少女”シリーズも遂に完結編へ。
この上巻は4月に発売されていたのですが、
どうせなら上下巻一気に感想書いた方が良いかな、
という訳で今まで熟成していたのでした。
遠子先輩が受験シーズンに入り、卒業が間近に迫ってきた時、
心葉は琴吹さんと付き合い始め、幸せな日常を送っていたんだけど、
そこに現れたのは井上ミウの担当編集だった佐々木さん。
新作を書くのを断った事をキッカケとして次々と心葉に襲い来る事態。
遠子先輩が遠くなり、流人には翻弄され、傷ついていく…
何というか、琴吹さんと遠子先輩が可愛すぎるんですよね。
琴吹さんの典型的なツンデレがたまらなく可愛いんですよ。
心葉も表面のツンに隠されたデレに気付いたお陰で、
その可愛さは何倍にも増して読者のハートを射抜いてくるんですよ。
どこまでも一途に心葉を想う琴吹さんは正にレモンパイのような甘さ。
そして遠子先輩は今回は語り部ではなく、謎を抱えるヒロイン。
遠子先輩の可愛さは今更説明するまでもないと思うのですが、
どこまでも健気で、それでいて強い遠子先輩が愛おしくてたまりません。
琴吹さんも可愛いけど、遠子先輩には幸せになって欲しいと切に願ってしまいます。
しかしそんな二人のヒロインの可愛さとは裏腹に、
物語はどんどん複雑に絡まり合い、大きな謎を孕んだまま下巻へ続いていきます―
“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫 の 2-6-7)
“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫 の 2-6-7)
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