■[ラノベ]青春のぶつけ合い「ゴールデンタイム」4巻
ゴールデンタイム〈4〉裏腹なるdon’t look back (電撃文庫)
著者/訳者:竹宮 ゆゆこ
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-03-10 )
文庫 ( 217 ページ )
作者サイト:Passing Rim
うワーオ!(オサレ風に
相変わらずゆゆぽ全開なゴールデンタイムですが、今回も読んでてドキハラです。
幽霊な万里(=記憶喪失前の万里)に身体を乗っ取られてすっ転んだ万里は、
唇を怪我しただけでなく、更には酷い風邪を引いただけではなく、
リンダへの溢れんばかりの想いまで植えつけられてしまって…
と、かなりシリアスな展開に。
万里は別に二股を掛けたくて掛けている訳ではないし、鈍感な訳でもなく、消極的な訳でもない。
ちゃんと自分の恋心と好きな相手に対して真っ正直なのに、
今の万里は香子にゾッコンで、でも昔の万里がリンダに命懸けなために、
万里がどうしようもなく感情の揺り戻しに翻弄されているのは切なく可哀想です。
香子は香子でかなり愛が重い系女子なんだけど、万里はそれすらも愛おしい器量持ち。
でも万里が倒れたのを知るのは万里→隣室のNANA先輩→リンダ→香子という順番になるし、
香子と海に行きたいから内緒で万里にバイトされるし、そのバイト先にリンダがいるしで、
香子もまた可哀想で、絶対に悲しませたくなく感じるんですよね。
今回は万里が全力を出してリンダに対する想いを、自分の血肉を切り離す決断をした訳だけど、
これで素直に終わるとは思えないんだよなぁ…
今のところリンダが貧乏くじを引いてる状態だけど…
本人がどこか自分のせいだと思っている節があり、それが枷になっているんだろうけど、
その枷が外れたらどうなるのか、万里の記憶が戻ればどうなるのか、ホント全然読めないです。
いやー、やっぱり竹宮ゆゆこ作品は心にサクッと来ますね。
だからこそやめられない!
最近のコメント