■[ラノベ]良晴に与えられる七難八苦「織田信奈の野望」8巻
織田信奈の野望 8 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2012-03-16 )
文庫 ( 320 ページ )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零 (miyama0) on Twitter
少しずつ歴史の流れと変わりつつあるけど、重要なイベントからは外れない。
そんな運命の力や歴史の修正力というものが感じられる「織田信奈の野望」8巻。
今回は表紙に出ているように半兵衛ちゃんと新キャラの官兵衛ちゃんが出る訳なんですが…
多少日本史に詳しい人なら知っての通り、史実だと官兵衛ちゃんが出たら半兵衛ちゃんは死ぬ運命に…
手紙魔の足利将軍を擁立した毛利軍に対して織田軍は良晴を播磨に向かわせるんだけど、
そこで信奈に仕官してきた黒田官兵衛が良晴の傘下に加わることに。
案外楽天家&自信家な官兵衛ちゃんのせいで色々と引っ掻き回されて、
信奈と光秀ちゃんとの3Pもどきな状況になってお色気シーンはありつつも、
その仕置きとして播磨に単身赴くことになった良晴の相手となるのは伊達アラフォーの宇喜多直家。
女性を食い物にして成り上がってきた男相手に苦戦させられるんだけど、
それよりも更に厄介な事態に…
半兵衛ちゃんの身を削るような献身っぷりが見ていて辛いですねぇ…
官兵衛ちゃんも良晴が告げた未来のことを知って、何とかしようと頑張ったけど、
それもまた史実通りの結果になっていて運命の力を感じられずにはいられませんね。
良晴も色々頑張るんだけど、裏から色々と手を回している外道たちのせいで、
非常に辛いことになっているんだけど、それでも全ての実を拾おうと諦めない姿は主人公らしいと思います。
今回腹を割って話す事で半兵衛ちゃん、官兵衛ちゃん、五右衛門という心強い未来に立ち向かう仲間が出来たけど、
これからもまだまだ前途多難だし、何より半兵衛ちゃんも官兵衛ちゃんも危機が現在進行形なので、
非常に読んでてヤキモキするので、是非とも9巻では溜まったフラストレーションを、
綺麗サッパリと解消してくれることを願っております。
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