■[ラノベ]遂に佳境!「ROOM NO.1301 #10 管理人はシステマティック?」
ROOM NO.1301 #10 管理人はシステマティック? (富士見ミステリー文庫 16-20)
著者/訳者:新井 輝
出版社:富士見書房( 2008-09-20 )
定価:¥ 630
文庫
ISBN-10 : 4829164123
ISBN-13 : 9784829164129
作者サイト:ARAITERU.COM
絵師サイト:ぶらっくしゃど~
エッチなライトノベルのROOMシリーズに久々の新刊が!
個人的にエロさでは「かのこん」より上だと思っているのですが、
(だって実際にヤってて、更に孕ませてるんだもんなぁ)
レーベルがマイナーだから知られてないというか。
というかむしろ、そのレーベルが風前の灯火という…
それに合わせてなのか、このROOMシリーズも物語が佳境に入ってきて、
具体的な終わりが見えてきて、伏線も回収されたり、それでいて新たな展開もあったり。
日奈の失恋と、幽霊マンションからの卒業。
綾さんが外に出てインタビュー受けたりと幽霊マンションの面々も少しずつ大人になり、
主人公の健一も父親と話し合えたりしてるんですよね。
登場人物同士の不思議な巡り合わせが多い作品でもあり、
管理人さん的に言うなら「合縁奇縁」な物語なのかな。
そういったキャラクターが織り成す不可思議な雰囲気が好きなんですよね。
それがもう少しで終わると言うのはやっぱり残念です。
プロローグとエピローグで数年後を書き綴っていた作品なだけに、
ある程度は先の展開が判っているのですが、
今までずっと隠されてきた有馬冴子の病気の顛末が次回判明するとのことで、
楽しみであると同時に怖くもあります。
また、番外編の単行本が出るとの事ですがそちらにも期待です。
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