■[ラノベ]おまえたちがぼくの翼だ!!!「のうりん」4巻
のうりん 4 (GA文庫)
著者/訳者:白鳥 士郎
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2012-08-10 )
文庫 ( 328 ページ )
作者サイト:のうりんのぶろぐ
絵師サイト:ticketchan
絵師twitter:切符 (ticketchan) は Twitter を利用しています
4巻も書店によってカバーが違ったりと切符さんの作業量が膨大な訳なんですが…
モノクロ挿し絵の一発目からDMC的なアレだったり、
絵日記の壊滅的な画伯っぷりにオチの3連続見開きだったりと、
可愛いだけではない、イロモノ作家としての風合いを強めている気がします。(笑
頑張れ、超頑張れ切符さん。
3巻のヒキで伏線が張られていたように今回は農と耕作の地元、愛生村への帰省編なんですが、
バンドやったり台風の中で田んぼを見に行ったりと2クッションほど噛ませています。
そっちも面白いんだけど、今回のメインはやっぱり高齢者が多い農村、愛生村の話ですね!
嘘が引っ込み着かなくなって偽装結婚式が始まってしまったりと、
今回は何だかんだで農が良い目を見ていた気がします。
もっとも、林檎ちゃんの可愛さは完全アウェーの中でも宇宙一であり、
二人の結納式で嫉妬して「ピキ…、ピキッ…!」的な表情は大変なご褒美でした。
しかし二人にフラグが立ちまくっている状態での耕作のラストでのオチは…
まぁ、マクロスFじゃない限りそうなるよね!(笑
それはそうとして、ぐいぐい引っ張っていく系の士お姉さんも良かったけど、
自分に懐きすぎて離れてくれない工ちゃんがめっちゃ可愛かったですね!
いやー、こんな妹欲しかったわー
めっちゃ可愛がりたいわー、ホンマ。
また、農業としては今回は農村の理想的な所だけではなく、裏の汚い所を見せていましたが、
理想を抱いて溺死しない為にもちゃんと書いてくれて良かったなぁ、と思います。
ジジババの相手は大変だし、陰口叩くのが仕事だと思ってる人が多いからなぁ、ホント。
自分が認識している世間が狭いだけにどうしてもそうなっちゃうんだろうなぁ…
ちなみに作中に出てきた上勝町の話は本当です。
日経デジタルコア・CANフォーラム共同企画「地域情報化の現場から」とかネット上でも幾つか記事になっているので読んでみると良いかと思います。
最近のコメント