■[ラノベ]現代兵器TUEEE「ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり 接触編」1巻
ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり〈1〉接触編
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2010-04 )
単行本 ( 522 ページ )
まおゆう魔王勇者が話題になった2010年の春にWeb小説を貪るように読み始めた頃、
アクセル・ワールドが掲載されていたArcadiaで「自衛隊彼の地にて斯く戦えり」という作品が書籍化されている、
という情報を掴んであらすじだけを確認したものの、
当時はその一冊当たりの単価の高さから手を出せなかったんですよね。
でも結局、コミカライズでモロにポロロッカしてしまった次第であります。
いやー、コミカライズってのはやはり有効な手なんですね!
銀座に開いた異世界の門(ゲート)からやってきた異世界の軍勢と、
それを押し返して異世界こと特別地域(特地)を部隊にした自衛隊の戦争モノ。
ただし主人公はオタク趣味に生きる「喰う寝る遊ぶ、その合間にほんのちょっと人生」がモットーの伊丹耀司。
伊丹の自衛官とは思えぬ不真面目さを持ちながらも義侠心のある姿に、
次々と特地の女の子たちは惚れていっちゃう訳で…
主人公は伊丹ですが、この作品は戦争を取り扱った群像劇でもあります。
特地での自衛隊の現代兵器の力を目の当たりにした皇女ピニャの葛藤、
野党議員による自衛隊の対応を見ての吊し上げや、
アメリカや中国といった海外勢力の国際的な暗躍といった内容は、
リアリティがありながらも諧謔的なモノが含まれており物語に引きこまれていきます。
1巻では特に現代兵器TUEEE的な展開が多いですし、
黒ゴス神官のロゥリィが900歳超えの合法ロリなコトが知れ渡る国会の質疑応答だったりと、
胸がスカッとする痛快な展開が多いのでかなり爽快感がありますね。
ちなみに伊丹たちが箱根温泉で一泊した内容を記した湯煙温泉編が、
Arcadiaでまだ残ってますのでそちらを読むこともオススメします。
ラブコメ成分が多めなので是非!
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