■[漫画]特訓! 薩摩のジゲン流!「ツマヌダ格闘街」12巻
ツマヌダ格闘街 12 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:上山 道郎
出版社:少年画報社( 2012-08-20 )
コミック ( 194 ページ )
作者サイト:別冊兄弟拳
作者twitter:上山道郎 (ueyamamichiro) on Twitter
剣術が母体となった柔術と、剣術に対抗する為に出来た空手。
そんなミツルと鷹羽が学んでいる武術のルーツに迫り、、
また、空手の仮想的となったジゲン流を学ぶために、
ミツルたちは故郷にしてジゲン流の源流である薩摩へと飛び立つことに。
この12巻では連載当初は作者も想定外だった、ほぼ1冊丸ごとが薩摩編な内容です。
東郷示現流の修行のノウハウ、というよりも、
示現流剣士が修行で培った気合いこそが重要だと伝わってくるようでした。
しかしイリヤのお爺さんは80歳を越えても闊達な人だなぁ。
そして東郷示現流だけでなく、薬丸自顕流を含めて幕末から戦前に掛けて、
その違いと実力を歴史的な薀蓄を交えて描くのは流石。
実は私も二つの名前があるのは知ってましたけど、
てっきり漢字の当て字が二つあるだけで同じ流派だと思っていただけに、
感心しきりでした。
あ、それと一応指宿での修行ということですので、
麗しい女性陣は温泉に入っているサービスシーンもあります。
ですが、作品の傾向からしてどうしても健康的な何かと感じ取ってしまい、
それほどエロさが感じられないのがネックといえばネックかもしれません。(笑
しかし鷹羽とは修行先までも被るとは…
うーん、因縁が予想以上に深いなぁ。
これはクライマックスとなる決勝戦も俄然楽しみになってきましたよ。
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