■[ラノベ]それは三年前の平凡な男の子の物語。「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」11巻
俺の妹がこんなに可愛いわけがない(11) (電撃文庫)
著者/訳者:伏見つかさ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-09-07 )
文庫 ( 360 ページ )
作者サイト:LUNAR LIGHT BLOG
絵師サイト:tabgraphics_blog
絵師twitter:鼻 (kanzakihiro) on Twitter
発売から少々経ちましたが、一応ネタバレ予防で…
あやせの告白がキング・クリムゾン!!!
ま、まあ、予想はしていましたよ…
とはいえ流石に10巻のあのラストからこの繋ぎで流石にショックでしたけど…
今回は桐乃と麻奈実の話し合いから始まる、3年前の京介たちの話。
桐乃がどうして京介のことを嫌うことになったのか。
桐乃がどうして麻奈実のことを敵視するようになったのか。
そしてどういった経緯で熱血だった京介から覇気がなくなったのか。
そういった諸々の謎がほぼ詳らかになる、ゴールへと向かう踏切板的な内容です。
しかし京介が昔は熱血バカだった、というのは意外なようでしっくりくるなぁ。
何しろ今まで文庫本にして10冊ほど京介のバカな情熱を見てきましたからね。
そりゃー、納得するってなもんですよ。
そして当時からそれに付き合っていた麻奈実ってば本当に辛抱強いな!
やはり麻奈実は最高の幼馴染やでぇ…
麻奈実は麻奈実で、ある意味ラスボスというか、真ヒロインというか…
残酷なまでに優しい、どこまでも普通の女の子なんですよね、麻奈実って。
そしてそんな女の子だからこそ、本気で怒った時は有無を言わさぬ迫力が出るわけで…
うん、やっぱり凄いや麻奈実って。
今回のメインヒロインは麻奈実と言って過言ではない気がしますよ!
それと新ヒロインというか、かつてのヒロインだった櫻井秋美だけど…
これ、絶対モバマスの双葉杏がモデルだよね…(笑
桐乃が課金したりとか、相変わらず時勢に沿ったネタを取り込みながら、
しっかりと物語に必要な要素と組み込むのは流石ですよね!
それでしっかりと可愛いヒロインしてるのは本当に凄いと思います。
しっかし、遂に動き出した魔王こと麻奈実に、あやせ、加奈子、黒猫、そして桐乃。
京介を巡る女の子たちの恋愛ウォーズは遂に佳境で、
最終巻となる12巻で本気で完結できるのか心配になってきますね。
これはもう「続きはゲームで!」とマルチエンドでも良い気がするけど、
一大ブームを巻き起こしたシリーズがどういった結末を迎えるのかはやはり気になるので、
しっかりと待ちたいと思います。
余談ですが、京介の変態的な写メな挿絵ですが、
使い方が「のうりん」チックでしたね。(笑
こういった演出は好きなので今後も活用して欲しいトコであります。
まあ、残り1冊なんですけどねー…
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