■[漫画]恋に角は付きものだ。「恋愛視角化現象」上
恋愛視角化現象 上 (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)
著者/訳者:秋 枝
出版社:集英社( 2012-09-19 )
コミック ( 186 ページ )
作者サイト:■□■ロケット燃料★21■□■
「恋をすると額に角が生える。」
思春期にのみ起こる、そんな現象が確認されてから50年。
そんな時代に生きる恋する少年少女の、
一風変わった独特な、秋★枝さんらしいオムニバス形式の恋愛漫画です。
元々はウルトラジャンプエッグで連載されていたんですが、
途中からウルトラジャンプ Webで連載していたのが単行本化されました。
だからか結構知名度は低いのですが、秋★枝さんファンは勿論のこと、
それ以外の人にも読んで欲しいです。
上巻には主に二つのグループの話が収録されているのですが…、
どちらにも共通しているのが「角」がある故の恋のから騒ぎ。
恋をすると角が生える、という世界であるが故に付き合っているのに片方に恋が生えないと、
ただそれだけで不安になってしまう、という心情が恋物語の良いエッセンスになっています。
正に”恋愛の視角化”しているからこその心の機微が愛しかったり切なかったりと、
かなり面白いんですよね。
小野田くんと付き合っていて、ちゃんと好きなのに角が生えないのに悩む芹沢さん。
そんな角があるが故の独特の話もあるし、逆に、
好きな人が出来ても臆病で何も行動を起こさなかった浅葱が、
親友がその人に告白して、成就したら暗い嫉妬を抱いている自分が嫌で…
というオーソドックスでありながら、角が話を転がす為のモノまであります。
”角”という独特のモノがありますが、そう大して身構えることもなく、
普通に恋愛漫画として楽しめば良いと思います。
現在、芹沢さんがヒロイン1話が公開中なので、取りあえず読んでみると良いと思います!
まぁ、ウルトラジャンプの問題か画質結構悪いので読みにくいかもですが…
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