■[漫画]葡萄牙産の食いしん坊「くーねるまるた」1巻
くーねるまるた 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
著者/訳者:高尾 じんぐ
出版社:小学館( 2013-01-30 )
コミック ( 130 ページ )
ヤングガンガンで「オシエシラバス」を連載中の高尾じんぐさんがスピリッツで新作に挑戦!
今までファミリー向け4コマ誌など、ヤングガンガン以外で見かけることはたまにありましたけど、
スピリッツという週刊誌で見ることになろうとは思いませんでした。
流石に隔週雑誌と同時並行はキツイのか1話あたりのページ数は6~10Pと少なめですが、
その分面白さは凝縮され、更にサクっと読めてしまうのでむしろメリットになっているんですよね。
マルタさんは東京の大学院に留学して卒業するもそのまま日本に居着いたポルトガル娘さん。
日本での生活にも慣れてきたマルタさんは寺の敷地内に立つボロアパートで貧乏暮らしをしているんだけど、
その貧乏さをむしろを楽しんでいるかのようにお金が掛からない食材をお手軽レシピで美味しく食事を作り、
それを食べる毎日を満喫しているのです。
ジャンル的にはグルメ漫画ではあるんだけど、ラベンダーの香り付きのハンカチや、
お風呂上がりのビールというレシピまで載せてたりとかなり幅が広い内容なんですよね。
もちろんポルトガル出身ということで干し鱈を使った料理とか海外のレシピも入るけれど、
基本的に日本で簡単に手に入る食材で作れちゃう所が面白いです。
それと、作中で絵本から日本文学まで様々な文芸のネタが随所に折り込まれており、
マルタさんの教養の高さまで見て取れるのが興味深いです。
それに何と言っても美味しいモノを食べている時のマルタさんが凄くめんこいんですよね!
この笑顔を見ているだけで読んでてほんわかしてきちゃいます。
まだ1巻目ということで知名度は低いですけど「オシエシラバス」が好きな人はもとより、
グルメ漫画が好きな人にもオススメできる良い漫画です。
読んでいるとお腹が減ってくること受け合いなので深夜に読むことはオススメしませんけどね。(笑
ちなみに「くーねるまるた」というタイトルの意味はこの1巻を読めば分かるので、
気になった人は是非とも自分で読んで確認してください。(笑
祝、「くーねるまるた」一巻発売。コミックを読んでみてどうやら二話から追っかけていたらしい事に自分で吃驚。そんな当初からよくぞ読んでいました。そして改めてコミックを読み返して、まぁマルタさんの可愛い事、可愛い事。
しかしマルタさん、大学院で修士課程を満期退学してそのまま、とありますが滞在ビザはどうしているんでしょうね? 恐らく留学ビザだと思うのですが、留学ビザって他のビザに振り替えできないんですよねー。確か労働も禁止ですし(←おっと)。……まさかオーバーステイかマルタさん!? ……まぁファンタジーと云う事で一つ。入管職員にしょっ引かれるマルタさんとか素敵ですけどね! 「留置所で食べるカツ丼の美味しさ……!」とか。……「極道めし」か。
現行のスピリッツ連載は結構、先まで進んでますねー。一話が短いので単行本は気長に、と思っていたのですが何しろ週刊なので、此程までに早く刊行されるとは予想外でした。二巻も割とサクッと発売されそうで嬉しいです。
幸田文は私も好きですが、文の文章は普通に読めます。が、親父さんの露伴さんの文章は私では読めません。流石、江戸時代からの文筆家ですよ……。因みに存命中の青木玉さんが幸田文の娘さんです。
>徒然チルドレンさん パトリシア11
>カタコトな日本語は萌えだけど、こちらが英語を話すのも重要だなぁ、と思いました。(笑
五話当たりで「英語で会話すれば良いんじゃないの?」と思った私は勝ち組。
コメント by Mya — 2013/2/2 土曜日 @ 4:06:55
ビザは確かに謎ですねw
ページ数少ないけど毎週載ってるから同じスピリッツ連載でも「とめはねっ!」よりお刊行ペースは早いかもですねw
コメント by フラン — 2013/2/10 日曜日 @ 8:30:52