■[漫画]麗しくフィナーレ!「うるわし怪盗アリス」2巻
うるわし怪盗アリス 2 (電撃コミックス)
著者/訳者:鈴見 敦
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-01-26 )
コミック ( 190 ページ )
作者サイト:Acid Salt ENTER !!
掲載誌である電撃大王ジェネシスが休刊という憂き目にあったため、
この「うるわし怪盗アリス」も全2巻ということになってしまいました。
その分、どうしてもストーリーが詰め込まれすぎな感じがややありますが、
田中ロミオ監修のお陰なのかそれほど無理なく収まっているように見えます。
相変わらず怪盗と言いながら殆ど、というか全然盗んでおらず、
むしろ私財を寄付同然に提供するかのような仕儀を一時やったりと、
相変わらずなアリスなのですが、この2巻では宿敵とも言える、
クイーンとの対決とそれに伴って正体が判明しております。
相変わらずと言えばアリスの妖精(ビジュー)ハーレムっぷりもそうで、
今回はむしろそれを利用して事態の解決を図っており、
案外あのハーレムも伊達や酔狂じゃないのかなぁ、
と一瞬思いましたが、よく考えてもアリスの趣味だよなぁ、と思い至りました。(笑
妖精同士の結びつきや、妖精が生まれる過程、
そして妖精に感情があったからこそ狂ってしまい、生じた悲劇と、
1冊の中に色々と詰め込まれていましたが、
ちゃんと考えられていたのが感じられて面白かったです。
それにしても電撃大王ジェネシス休刊の余波は連載作の終了もあるけど、
移籍作が移る電撃大王でも枠を確保する為にいくつか打ち切りを食らってるのがなぁ…
いやはや勿体ないですね…
>掲載誌である電撃大王ジェネシスが休刊という憂き目にあったため、
うう、過去にはまんがタイムきららキャラットで「ふら・ふろ」を連載しておられたカネコマサル先生の「百花のしるし」も打ち切りの憂き目で御座いますよー……。〆方もカネコマサル先生、流石は見事なモノでしたが、……それでも続きが見たいのです……。イヤ実に勿体ない!
因みに私は蛇さんが好きです。釣り目のきょにうで切羽詰まったら割と見境が無くなっちゃうパニックさん。
神のみぞの掲載分、もしかして美生の未来に少し影響が出るか、お父上が亡くなった理由とかが分かるかも知れませんね。「未来に繋げる為に過去を決定する」ですから変わらないかも知れないですけれど、何か関わりがあるのかも。
コメント by Mya — 2013/2/7 木曜日 @ 5:39:07