■[漫画]次世代戦スタート!「弱虫ペダル」28巻
弱虫ペダル28 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺航
出版社:秋田書店( 2013-05-08 )
コミック ( 174 ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱
挑戦者だった総北が王者となったインターハイ。
しかし物語はそこがゴールなのではなく、
休む間もなく来年のインターハイに向けてスタートで。
しかも「王者」となった総北に周囲からはプレッシャーが向けられる上に、
今まで屋台骨を支えてくれていた3年生は引退することに…
特に一足先にいなくなることになった巻島の存在感たるや!
今まで坂道にとって先輩クライマーとしてどれだけ頼りになったことか。
そしてどれだけ指針となってきたかが居なくなってより顕著に。
飄々としながらも揺るぎない信念を貫くユニークさが際立っていた巻島ですけど、
時には背中を押し、後輩を頼りにしてくれることで奮起を促しと、
先輩としてこれ以上ないほどに素晴らしかったんだなぁ、と思わされます。
そして先輩として素晴らしいのは3年生だけではなく、
インターハイでは裏方だった手嶋と青八木の2年生も頼り甲斐があることがこの28巻で判ります。
特に手嶋は金城からキャプテンを任されることに納得の安心感。
凡人であることを自覚し、凡人であるからこそみんなの支えであり、
凡人として出来る事を精一杯やる姿は後輩たちの心を震わせますからね。
金城とはまた違ったスタンスだけど、キャプテンとしてこの在り方は有りでしょう。
「王者」の地位から落ちた箱学も層の厚さを発揮して、
新2年生の体制が既に組み上がってるけど、新キャラの葦木場が面妖なキャラですね。
手嶋との昔なじみの2メートル超えの超身長という特異さだけではなく、
ちょっと天然入ってる性格も妙に愛嬌があって面白いです。(笑
インターハイで熱き戦いを見せてくれましたが、
新世代に代わっても期待感が膨らむ「弱虫ペダル」です。
ちなみに公式ファンブックの27.5巻も同日に発売されました。
半分近くがカラーなのでお値段はそこそこ高かったですが、
20ページの描き下ろし漫画もあるので結構お買い得でしたね。
しかし女性ファンはやはり巻島と東堂の二人のサインを欲しがるのかぁ…
わかるわ…(笑
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