■[ラノベ]CIA本部を攻略せよ!「ケモノガリ」6巻
ケモノガリ 6 (ガガガ文庫)
著者/訳者:東出 祐一郎
出版社:小学館( 2013-05-17 )
文庫 ( 291 ページ )
作者サイト:From dusk till dawn of the dead – livedoor Blog(ブログ)
作者twitter:東出祐一郎 (Higashide_Yu) on Twitter
ローマでの戦いを終え、遂に佳境に入ってきた「ケモノガリ」6巻
”クラブ”のメンバーも段々と逃亡する事が多くなり、
これからのサーチ&デストロイに不安が感じられる中、
ローマからアメリカのカンパニー(CIA)が怪しいとされる情報がもたらされ…
いよいよ”クラブ”の本丸である7人の”聖父”が明らかになり、
そこに攻め入ることになった楼樹たちですが、
まずはシャーリーが所属するCIAに蔓延る”クラブ”の根を絶やすことに。
そしてその為に抜擢されたハッカーがブラジルの貧民街ファヴェーラに住む、
楼樹とそう変わらない年の少女シャテアで…
楼樹を王子様として慕うシャテアの明るい所が可愛らしいんですが、
だからこそ、彼女がちゃんと今後生き延びられるのか心配になりながら読みましたですよ。
今回はシャーリーが結構活躍しましたね。
個人戦では師匠であるCIA長官に勝てなかったけど、
集団戦で一気に巻き返す所は人間という群れ社会での強みが出ていたように思えます。
これで”節制”の死からずっと健在だった”聖父”も、
”勤勉”と”慈愛”と一気に二人減ったことで残り四人となりましたが、
”無垢”のアストライアだけでなく”悲哀”という最強の生物も残っている上に、
楼樹とイヌガミはそれぞれ別の意味で人間としてのナニカが失われていきそうなのが気掛かりです。
というかシャテアがこのまま無事でいられるのかも心配なんだよなぁ…
何とか生き残って欲しいものなんですが…
まぁ、生き残ってもあやなと修羅場りそうな予感がヒシヒシと…
それはそれでアリなんですけどね、個人的には。(笑
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