■[漫画]今、父を乗り越える時「戦国妖狐」11巻
戦国妖狐 11 (ブレイドコミックス)
著者/訳者:水上 悟志
出版社:マッグガーデン( 2013-06-10 )
コミック ( 140 ページ )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志 (nekogaeru)さんはTwitterを使っています
戦国時代の妖怪ファンタジーなんだけど、戦国時代要素が薄れまくり、
専ら妖怪だらけの百鬼夜行な要素が多めになってきた11巻。
今回は親切にも冒頭で今までの大まかなあらすじがあるので、
表紙の月湖のおっぱいに魅せられてこの11巻だけ手に取った人も安心です!
途中でネズミの闇の騒動に巻き込まれつつも、
やっとこさオオヤマミツチヒメの元に辿り着くことが出来た千夜たち。
しかし相手は曲がりなりにも神の一柱だけあって気紛れな性格で、
たまはその願いを叶えるのが難しく、
されど千夜の願いは簡単に叶えて貰えて8年ぶりに父・神雲と対面できたんだけど…
色々な出会いと別れを経て成長した千夜が父という偉大な壁を乗り越える為に、
拳で語るという展開は男の成長を感じさせてくれて熱かったですね。
そもそも息子を霊力改造人間にした理由が、少々歪ながらも父の思いやりがあったことが意外でしたが、
父の愛も人それぞれかな、と思うと妙に納得もしたり。
しかし無の民は毎度良い所を邪魔するよなぁ…
今回は妖精眼の無の民というイレギュラーが邪魔をしてくれた為に、
向こうに強力な手札が渡ってしまったけれど、
ヒキを見る限りではこちらも道錬とムドの師弟に野禅といった、
ちょっと面白い手札が加わりそうで面白くなりそうですね。
第一部では敵だった面子が第二部では味方となって事に当たるとか、
次の12巻も楽しみであります。
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