■[ラノベ]栞子さんと告白の返事「ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~」
ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)
著者/訳者:三上延
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-01-24 )
文庫 ( 322 ページ )
作者サイト:馬的思考日記
作者twitter:三上延 (mikamien)さんはTwitterを使っています
11ヶ月ぶりの発売ということで首を長くして待ってましたよ!
作中でも大輔は告白の返事を2ヶ月近く待たされてましたが、
読者の方は11ヶ月待たされましたからね!
いやはや、栞子さんは天然で焦らしプレイするから困る。
大輔から告白され、返事は決まってるけど母に聞かなければならないことがある、
と言われて2ヶ月も返事を待つ大輔は中々に辛抱強いと思います。
まぁ、それだけ栞子さんという女性のことをしっかり理解しているということなのでしょう。
そういった栞子さんへの信頼が読み取れますね。
今回は「彷書月刊」という古書専門雑誌というマニアすぎる雑誌から、
「ブラック・ジャック」というメジャーすぎる漫画作品まで手広く扱っています。
特に「ブラック・ジャック」にまつわるエピソードは一漫画好きとしても面白かったです。
手塚治虫のクリエイターとしての尋常じゃない姿勢とかは、
「ブラック・ジャック創作秘話」等からある程度知っては居ましたけど、
単行本のどれが話数収録の変遷に関わっているとかまでは知りませんでした。
そして、それで感動的なエピソードが生まれているというのにも本気で感心しました。
凄い。
それにしても思うのは、栞子さんが本当に可愛いということです。
「彷書月刊」を仕事中に隅々まで読み込んでいたことを告白した時の栞子さん可愛いし、
大輔と口論してたら唐突にもう一度告白されて真っ赤になっている栞子さん可愛いし、
親友のリュウに化粧しない理由を聞かれて「め、面倒くさくて……」という栞子さん可愛いし、
大輔に甘やかされていると思って「年下のくせに……」とふてくされる栞子さん可愛いし、
何よりラストの大輔への告白の返事をした時の栞子さんは最高に可愛かったです。
ホント、栞子さんって男性にとって理想的な女性ですよね。
表紙の栞子さんにも見とれまくりでしたよ。
ちなみに私は最後のエピローグで「え?」と思ってプロローグを読み返した派です。
確かに読み返してみれば一部違和感のある描写(初めての出会いとか)も混じっていたので、
「言われてみれば…」という所もあったけど、それにしたって上手い構成だと思いました。
それにしても本当に二人は似てるんだなぁ…
一番の違いは出会った男性の性格だという所でしょうか。
当たり前のように栞子さんの傍に居ようとする大輔は良い旦那になると思いますよ。
また面倒な因縁が復活したみたいですが、二人なら何とか乗り越えられると思うので、
完結まで頑張って欲しいです。
「ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~」三上延
静かにあたためてきた想い。無骨な青年店員の告白は美しき女店主との関係に波紋を投じる。彼女の答えは―今はただ待ってほしい、だった。ぎこちない二人を結びつけたのは、またして…
トラックバック by 粋な提案 — 2016/10/17 月曜日 @ 11:40:41
長く読んでいたい私としては、
少し足踏みみたいな感じはするのですが、
とてもうれしい内容でした。
すべての話がよくできていて私は好きです。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
コメント by 藍色 — 2016/10/17 月曜日 @ 11:45:36