■[ラノベ]童女ふみふみ「終物語 (中)」
終物語 中 (講談社BOX)
著者/訳者:西尾 維新
出版社:講談社( 2014-01-29 )
単行本 ( 340 ページ )
時系列とか色々無視するのはいつも通りですが、
まさかいきなり「つばさタイガー」の裏側で起こっていた事態を、
今頃になって語られることになるとは思いませんでした。
てっきりこのまま無視して完結一直線かと思ってましたよ。
でも、全ての謎を詳らかにせずにはいられない忍野扇が絡んでいると考えれば、
当然といえば当然だったのかもしれない。
2学期が始まり羽川が大変なことになっている頃、
鬼物語の直後で忍とのペアリングが切れている阿良々木くんに起こった怪異。
というか怪異の大元とも言えるキスショットの一人目の眷属が、
四百年かけて復活するという結構な大騒動の物語。
「しのぶメイル」なのに神原と阿良々木くんの二人がメインでしたが、
この二人だからこそ安定の面白さで突っ走っていたような気がします。
というか、開幕からビブリア古書堂はともかく「HAPPY☆LESSON」ネタを入れてくるとか、
ホントにどんだけ「HAPPY☆LESSON」jのことが好きなんだ。(笑
しかし神原は本当に美味しいキャラというか、楽しいキャラだなぁ。
忠誠心溢れるエロ奴隷で、ジャージの下がノーブラで、激しい運動したら揺れて痛いとか、
更には覚悟完了したら「処女のまま死にたくない」とか言って迫ってくるとか、
もうホント、色気はないけど色々とアレですよね。
それに付き合えている阿良々木くんも大概アレだと思います。
流石は何でも知っている伊豆湖さんをドン引きさせるだけはあるぜ!
神原のお陰で楽しかったし、斧乃木ちゃんの童女っぷりも良かったし、
拗ねた幼女も可愛かったんだけど、やはり羽川が出てこないと物足りないと感じてしまう…
我ながら重度の羽川ジャンキーだと思い知ったワタクシ…
それにしても遂に次の下巻で終わるのかー
と思ってたんだけど、そう言えば「続・終物語」もあるんでした。
果たして次はどうなるのか、というかどの時点での物語なのか。
色々気になりつつ楽しみに間違いと思います。
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