■[漫画]田所恵、今こそ巣立ちの時。「食戟のソーマ」7巻
食戟のソーマ 7 (ジャンプコミックス)
著者/訳者:附田 祐斗 佐伯 俊
出版社:集英社( 2014-04-04 )
コミック ( 200 ページ )
原作者twitter:附田祐斗 (tsukudayuto)さんはTwitterを使っています
作者サイト:傾国美塵
Kindle版1巻:食戟のソーマ (1) [Kindle版]
Kindle版2巻:食戟のソーマ (2) [Kindle版]
Kindle版3巻:食戟のソーマ (3) [Kindle版]
Kindle版4巻:食戟のソーマ (4) [Kindle版]
Kindle版5巻:食戟のソーマ (5) [Kindle版]
遠月学園のエリートが競う「秋の選抜」! その「カレー料理」対決!
主人公・創真とスパイスのスペシャリスト・葉山アキラの対決は次回に持ち越しで、
今回は二人以外の対決が描かれている前菜とも言える展開ですけど、
それでも盛り上がりは凄いです!
メインディッシュの二人は出ないとは言え、薙切アリスの料理は出ますし、
その側近である黒木場リョウもその実力の片鱗を見せつけてくれます。
今回は伊勢海老という魚介とコニャックという名酒を用いてましたが、
彼が得意とするジャンルはまだ明らかになっていないので油断は出来ません。
対してエリナの側近である秘書子ちゃんこと新戸緋沙子は、
「薬膳」という自分の得意分野を存分に使って予選を突破しており、
その圧倒的な実力を見せてくれて、単なる取り巻きでないと認識させてくれました。
一見地味っぽいけど原作者の言うとおり美人ですしね。
低い点数しか取れないモブに比べて極星寮の面子は頑張っていますよ。
吉野は得意のジビエを活かし、
榊ちゃんはカレーに納豆を使うという発酵のスペシャリストらしい一品を出し、
伊武崎も燻製というカレーに合わなそうな得意分野なのに高得点をマークし、
いつもイジられている丸井でさえ「味の物知り博士」という異名で呼ばれてましたからね!
でも、一番躍進したのは田所ちゃんこと田所恵でしょう!
今まで落ちこぼれのレッテルを貼られ、ヤジも飛ばされたけれど、
創真のお陰で上がり症を克服した彼女が実力を発揮したらこれほどの腕前を見せてくれるとは!
他の選手が自分の得意ジャンルにカレーを持ってきたのに対して、
田所ちゃんは自分の得意な地元野菜とカレーの両方を活かすために、
アンコウという奇抜な食材を用いるという発想が凄い!
これ、思いやりと笑顔で周りから助けられる人柄故なのかもしれません。
田所ちゃんは登場初期は単なるドジっ娘ヒロインかと思わされましたが、
この7巻では主人公の如き輝きを見せてくれました。
初めから上位の実力を持っていた創真に対して、
成長していく姿を見せてくれる田所ちゃんは、
まるでドラゴンボールのクリリン…、いや、ダイの大冒険のポップみたいなポジションですね。
今後の彼女の成長にも大いに期待出来そうです。
最近のコメント