■[ラノベ]物語ダークネス「終物語 (下)」
終物語 (下) (講談社BOX)
著者/訳者:西尾 維新 VOFAN
出版社:講談社( 2014-04-02 )
単行本(ソフトカバー) ( 396 ページ )
この後に集大成の「続・終物語」が出ることは決定していますが、
物語シリーズとしてはこの「終物語 (下)」ラストであり大団円です。
今まで謎のままだった忍野扇の正体が暴かれて、
阿良々木くんの高校生活も卒業を迎える完結巻になります。
それにしても初っ端から地獄始まりというのは予想外というか想定外というか。
でもそのお陰で八九寺にまた出会えたというのは僥倖以外の何者でもない訳ですよ。
5ページに及ぶ前フリを入れた上での八九寺への抱きつきをした阿良々木くんの気持ちも、
判らんではないというか、大変よく判る!
八九寺は物語シリーズの良心と言える心のオアシスというかロリでしたからね!
彼女と出会えるなら、たとえそこが地獄であっても問題はないのです。
戦場ヶ原とのデートも章の間に挟まれているだけあってオアシス的な位置付けだったのかな?
という気もするけど、相手が戦場ヶ原だからなぁ。(←失礼
まぁ、戦場ヶ原は負けず嫌いな所とか色々と困った所や重い所もあるけれど、
最後には可愛い所を見せてくれるのでこれはこれで有りだな、と。
そんな風に思ってしまうあたり私もチョロいです。
そしてラストのおうぎダークでしたけど…
正直言って扇ちゃんの正体を臥煙さんに看破されるまで気付きませんでした。
うーん、私も阿良々木くんの鈍さを笑えませんな…
でも最後のオチというか阿良々木くんがとった行動に関しては、
ページを捲るまでもなく予想が付きましたよ!
だって阿良々木くんだもの。
何にしてもこれで終わりかー
実を言うと八九寺が「くらやみ」に飲まれたり千石が祀られたり、
化物語第一期の余韻が悉く破られていって精神的にキツいものがありましたが、
最後はきちんと締めてくれてすっきりしたかな、と思う次第であります。
しかしこの後に続く「続・終物語」ってどんな風になるんだろう…
ちっとも予想が付かないな…
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