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:: 2014/4/21 月曜日::

■[ラノベ]塾生たちの臥薪嘗胆「東京レイヴンズ 11 change:unchange」

第二部の1冊目がちょっと変則的だったせいでその後が不明だった冬児たち塾生の、
それぞれがどう動いて、今どう変わってどう変わらなかったのかが判る11巻!
そういった意味ではやっと第二部が始まったとも言える一冊でしたね。

冒頭から秋乃の元気すぎる食欲でほんわかしましたけど、
第一部終了時から一年半後の現在までの状況は割りとシビアです。
蘇生直後の夏目と父である泰純との会話とか割りとしっとりしてて好きでしたけど、
夏目以外の面子はしっとりでは済まされないものが有りましたね。

特に大友先生は「白の八咫烏」と呼ばれ陰陽庁から狙われ、
親友の木暮さんと夜の都内で本気バトルをするという展開はしっとりどころじゃないですよ。
冬児の修行も限界ギリギリを綱渡りするもので、
命を削りすぎだろ、と思わざるをえないですし。
というかいくら後見役に天海が居るとはいえ教師役を鏡がするとかもう無茶苦茶すぎる!
でもドラゴンボールにおけるピッコロもそうだけど、
教師役は悪役がやると妙にハマるんだよなぁ。

京子、鈴鹿、天馬もそれぞれで頑張ってるけど、
それでもかつての仲間たちとコミュニケーションを取れないのが辛い…
そんな中でやってくれたのはやはり天馬でしたね!
いやー、9巻でも最高の活躍をしてくれましたけど、
またまたやってくれて嬉しかった!

エヴァでも加持さんが言ってましたけど、
自分が今何をすべきなのか自分で考え自分で決められてこそ一人前なんですよね。
普通でも良い、いや、普通だからこそ警戒されずにイレギュラーを起こしてくれる、
そんな天馬が超カッコイイです。

恐らくあのメッセージを春虎も受け取ったことでしょう。
そして何より倉橋長官が何をするかを春虎も判っているはずなので、
ここから一気に巻き返すターンに入るのではないかと思います。
BBBでもそうだったけど、そうなったら面白さは天井知らずになっていくので、
今から楽しみでならないです。
早く! 続きを!! 読みたい!!!

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