■[ラノベ]無人島に単身赴任!?「人類は衰退しました」4巻
人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫)
著者/訳者:田中 ロミオ
出版社:小学館( 2008-12-19 )
定価:¥ 600
文庫
ISBN-10 : 4094511040
ISBN-13 : 9784094511048
稀代のシナリオライター、田中ロミオの描く不可思議ラノベの4冊目。
ホモサピエンスが衰退の一途を辿り、身長10cmの妖精さんが人類となった遠未来。
妖精さんとの調停官として日夜引きこもりライフを過ごしたい「私」が、
趣味のお菓子作りで妖精さんを餌付けする日常のお話です。
前回ちょっとゴタゴタがあって髪をばっさり切っちゃって人前に出たくないんだけど、
人間生きる為には食べねばならず、そして食べる為には食材が必要なんだけど現在物資が絶賛不足中。
物資不足ななので妖精さんにもお菓子を作ってあげられない状態だったんだけど、
お菓子がないと気力減退な妖精さんは何やらまた何か作った模様ですよ?
そんな前半部分でそのセンセーショナルな内容にはチキンも走り出します。
ちなみにチキンであり鶏ではありません。(←重要
そしてお菓子で餌付けした結果、妖精さんの人口密度が極端に上がったため、
妖精さんの文化でも陰湿なものが目立ってしまった為、
人口密度緩和の為に僻地に飛ばされちゃった調停官の「私」
でー、しかも何だかんだで湖の中の無人島に妖精さんと流されちゃったんだけど、
そこはダウナーになったとはいえ、妖精さんの圧倒的な創造力。
何とかなったりならなかったりです。
萌え作品ではないし学園異能でもないしSFともちょっと違う。
雰囲気的には童話に近いけど、内包されるオブラートに幾重にも包まれたブラックユーモアがあり、
何とも不思議で変な作品に仕上がっています。
いやはやホント、面白い作品ですよ?
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