■[ラノベ]すれ違った男女の悲劇「フルメタル・パニック! アナザー」8巻
フルメタル・パニック! アナザー (8) (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:大黒 尚人
出版社:KADOKAWA/富士見書房( 2014-08-20 )
原作者サイト:gatoh.com | 賀東招二オフィシャルサイト
原作者twitter:賀東招二 (gatosyoji)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:風の色
絵師twitter:四季童子 (shikidoji)さんはTwitterを使っています
Kindle版:フルメタル・パニック!アナザー 1
Kindle版:フルメタル・パニック!アナザー 2
Kindle版:フルメタル・パニック!アナザー 7
Kindle版:フルメタル・パニック!アナザー 8
アナザーになっても失われないフルメタジンクスすげー…
7巻でロシアとカスピ海沿岸のガルナスタン共和国との紛争が勃発したと思ったら、
現在ウクライナ問題が起こってしまって大変に時勢が悪いというか。
まぁ、ガルナスタン共和国は地理的に見てトルクメニスタンがモデルでしょうし、
紛争のモデル自体はグルジアみたいですけどね。
とはいえ、これは作者の大黒さんが萎縮してしまうのも仕方ないわ…
結局「カエサル・プロジェクト」を放っておくわけにいかない新生D.O.M.S.の面々が、
ガルナスタン共和国でクーデターを決起しようとする一派からの要請を受けて、
身分を偽装してガルナスタンに侵入し、いざ事を起こそうとしたら、
思いもよらない事態が起こってしまい…
これはねー、読んでて辛かったです。
大統領の息子であるオルカンは馬鹿だけど憎めない良いやつだったし、
その幼馴染みであるソラヤも良い娘なんだけど、責任感が強すぎただけなのがなー
前大統領の狂った遺志と時代背景だけならまだ何とかなったかもしれないけど、
クルピンスキーの狂気によって完全に狂わされた二人の主従の関係がただただ悲しいです。
そして達也とリーナの二人もちょっと気まずいことになってた時のアレですからね。
一応まだギリギリで耐えてる感じだけど、二人がオルカンとソラヤみたいにならないか、
心配で仕方ないです。
二人がしっかりと言葉を交わし合って絆を深めることが出来ると良いんだけど…
まぁ、菊乃がこの窮地をチャンスに変える可能性もある上に、
それはそれで有りかなー、とも思いますが。(笑
結局今回の難局を乗り切ったのがユースフとサミーラの二人だったというのが、
何とも印象的でした。
みんなが幸せになる結末を見たいんだけど、第三次世界大戦になりそうでもあり…
うーん、厳しいかなぁ…
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