■[ラノベ]竜王ゼウルスとの交渉「強くてニューサーガ」4巻
強くてニューサーガ〈4〉
著者/訳者:阿部 正行
出版社:アルファポリス( 2014-09 )
作者サイト:阿部正行
絵師twitter:布施龍太(@chameleonrock)さん | Twitter
ガルガン帝国の武術祭が終わった後にカイルたちが向かったのはエッドス国。
神秘と冒険者とドラゴンの国と讃えられるその国に向かった目的は、
魔族大侵攻の際に魔族に協力していたドラゴンを説得することであった。
人間とは生物としての位階が違うドラゴンとの交渉など普通は出来ないが、
カイルたちには『魔法王』シルドニアが居て…
前回から登場した狂信的なメーラ教ですが、
今回も色々と暗躍してかなり気味が悪いですね。
カイルと同じく未来を知ってるかのような聖下の秘密が気になりますが、
もしかしてカイルと同じく時間遡行してきた人物なんでしょうか。
また、メーラ教以外でも暗躍していたのが魔族のターグ。
穏健派の現魔王とは違う派閥に属する実力者で、
魔族のユーリガとセランの二人がかりでやっと同等とか強すぎでしょう。
この三人のバトルも圧巻だったけど、
やっぱり今回一番派手なバトルはカイルと竜のグルードでしょうね。
死なせないように手加減する必要があったとはいえ、
ブラッドアイを使ってやっと勝てるとかドラゴンまじつえー
そのドラゴンですが、シルドニアと知己である竜王ゼウルスが面白かった。
長老としての若者について憂慮したり、可愛い孫が心配だったりと、
普通のお爺ちゃん的なトコが愛嬌があるというか。
でも、一番愛嬌があったのが千年前のシルドニアの恋の相談役をやってたトコかな!
古代魔法王国ザーレスがどうして剣なんかを作ったかの秘密がこれで判ったけど、
意外すぎる秘密で面白かったです。(笑
少しずつ魔族側の事情が見えてきたけど、
メーラ教の謎はむしろ増えているので次回以降の展開も気になります。
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