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:: 2014/12/9 火曜日::

■[漫画]負けた痛みを知っている仲間たち「弱虫ペダル」37巻

インターハイ初日、箱学の銅橋と総北の鏑木とのスプリント勝負!
お互い一歩も譲らない勝負は非常に熱かったですが、
それ以上に敗れた鏑木に対する仲間たちからの声が熱かった…!
「見てたぞ」というただその一言なんだけど、
そこに込められた想いを考えると胸が熱くなります。

鏑木はどちらかというと勝負は常に勝ち続けてきた側なので、
負けたことがある気持ちというのを、この時初めて思い知ったのでしょう。
昨年のインターハイ初日でスプリントを獲った田所が負け続けてきた男だっただけに、
好対照なスプリンターだったということでしょう。
そう考えると鏑木はここで敗れたことで、今後の更なる成長が見込めますよね。
鏑木はまだ一年生なのでまだまだ期待出来ます。

そして中盤からは他校から徹底的にマークされて最後尾になる坂道が辛い。
レースで勝ち続けてきた鏑木とは逆に、レース経験が少なく負け組だった坂道だけに、
そういった「他人から警戒される」という経験値が非常に低かったが故に、
このような事態に陥ったということでしょう。
手嶋がそういった経験を坂道に積ませなかったのは失敗だけれど、
そもそもそういった経験は練習で積ませることは難しかったのでしょう。
坂道の性格から考えるとそういったことを事前に言ったらテンパるでしょうし、
直前にアドバイスをするのが精一杯だったんでしょう。

しかしここで手嶋が出るとはなぁ…
周囲からは身の程知らず、どころか「誰それ?」と言われながら、
真波からも天然で上から目線で見られながらも、
愚直に努力する手嶋が泥臭くて格好良いです。
「負けたことがある気持ち」を誰よりも経験してきた凡人・手嶋なだけに、
頑張って欲しいですね。

それと、この37巻ではカバー裏に描き下ろしのイラストが描かれています。
カバー下どころかカバー裏というのが凄いですが、
確かにここに描かれたら漫画喫茶とかでは読めないですしね。
面白い販促方法もあったもんだと思います。
まぁ、渡辺航さんの作画量が増えるので大変かと思いますが、
月産100ページ超えの渡辺航さんですから、
一枚イラストが増えても誤差の範囲だと思えるようになってきました。(笑

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