■[漫画]当たり前のことをひとつひとつ「弱虫ペダル」38巻
弱虫ペダル 38 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2015-02-06 )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱
Kindle版:弱虫ペダル (1)
Kindle版:弱虫ペダル (2)
Kindle版:弱虫ペダル (3)
Kindle版:弱虫ペダル (36)
Kindle版:弱虫ペダル (37)
Kindle版:弱虫ペダル (38)
2ヶ月毎に新刊が出るとかハイペースすぎますが、
漫画の中でのロードレースもハイスペースです。
山岳賞を獲るために箱学が出した天才・真波がハイペースでヒルクライムし、
凡人・手嶋がそれに必死で食らいついていく展開が熱い!
真波のライバルである坂道は相変わらず他チームから執拗にブロックされていますが、
あのどこまでも愚直な坂道が最後まで最後尾に甘んじている訳がありません。
手嶋の奮闘と言葉を胸に、第2期主題歌をヒメヒメ歌いながら一気に追い上げる展開が熱い!
そしてそんな坂道を邪魔しないようにクライマーを出してないチームが、
みんな前を開けてくれるのが面白かったです。
陸上競技等で使われる「バンフライ」に近いモノだと思いますが、
普通は自転車競技でありえないですよね。
でもまぁ、少年漫画だしこれくらいの嘘は面白いから良いと思います。
坂道も熱かったけど、やはり一番熱いのは手嶋ですよ。
才能と実力、どちらの面でも真波には及ばないし、
実際真波はそれをナチュラルに認識しているから上から目線で話してますよね。
それでも諦めずに食らいつく手嶋を見てると応援したくなります。
真波はまだまだ余力がある中、必死で集中力を切らさないように全力で喰らいつき、
それでもふと集中力が切れて気絶しそうになる手嶋の姿には共感してしまいます。
でも、だからこそそこから不屈の精神で前へ前へと進む姿が格好良いです。
泥臭くても良い。
全力を振り絞る姿は才能の有無と関係なく格好良いです。
さて、次巻でついに山岳賞が決まります。
そしてそれだけでなくゴールも間近です。
昨年と同じくゴールのみに焦点を絞ってきた京都伏見もいますし、
まだまだ波乱が待っていると思われるので続きが楽しみです。
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