■[ラノベ]アグリファイターズトライ!「のうりん」10巻
のうりん10 (GA文庫)
著者/訳者:白鳥 士郎
出版社:SBクリエイティブ( 2015-03-13 )
作者サイト:のうりんのぶろぐ
作者twitter:白鳥士郎 (nankagun)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:ticketchan
絵師twitter:切符 (ticketchan)さんはTwitterを使っています
Kindle版:のうりん 1
Kindle版:のうりん 2
Kindle版:のうりん 8
Kindle版:のうりん 9
ベッキー結婚か!?
まぁ、東スポ並みに小さい疑問符からして予想はしてましたけど、
予想通りの結果で…、うん…
というか、お見合いに至るまでの手管が予想以上に酷くて驚きですよ。
まさか県議会議員の父と教育委員会トップの母の圧力で、
教師一家の一族郎党を人質にするとかどんだけだよ!
それすらも無駄にするとか流石はベッキーやでぇ…(笑
そんなお見合いイベントで耕作たちが出会ったのが、
白鳥士郎さんの過去作「らじかるエレメンツ」のキャラたち。
存在は知っていたけれど「のうりん」にハマった頃には、
どこの本屋にも置いてなくて読んだことはないんですが、
大学生になった彼ら、彼女らを見てると面白い奴らだったんだなぁ、と思います。
Kindle版は出てるみたいなので機会があれば読んでみたいです。
そんなお見合いイベントだけでなく学校のイベントも盛りだくさんで、
農業高校だろうと普通にある定期テストでは、
バイオ鈴木のエロ腐女子語呂合わせのアホっぽさに笑い、
東方見聞録の作者を「ZUNさんでしょ?」と答えるバイオを見てると、
実際にそんな珍回答をする高校生がいそうで戦慄しましたね。(笑
そして農業高校らしいイベントの一つがインターンシップ。
おっぱい良田さんの実家のインターンでは、
フル・フ裸ンタル裸族の良田さんのお姉さんには度肝を抜かれましたね!
それはもちろん良田さんよりも大きなおっぱいに!
…ゲフンゲフン。
もとい合理的に無駄な命を生み出さないようにしようとする良田さんと、
無駄な命なんてない、と雄ホルスタインも活用しようとする良田さん姉の、
二人の経営方針の違いに!
喫緊のTPPによる関税問題で変革が必要な酪農家の大変さが垣間見えた気がします。
他にもJAでのインターンシップや、市役所でのインターンシップのように、
衰退する農業に対する各方面での頑張りには頭が下がる思いでしたが、
それ以上に頭が下がったし、申し訳なく思ったのは農業高校出身者の進路ですね。
農業をやりたくても農業関係の就職先がほぼ皆無とか…
私みたいに実家が農家で、継ごうと思えば継げるのに、
農業高校にも行かず、農業以外の仕事をしている身としては本当に申し訳ないです。
現代の奴隷制度とも言われる外国人研修生問題といい、
どれも考えさせられ、そして自分でも考えないといけない問題が浮き彫りになる1冊でした。
もちろん、ライトノベルであり「のうりん」でありますので、
ヒロインたちが魅力的だし、全体的に笑えるんですけどね!
ミニスカ制服姿のマネー金上の女騎士みたいな「くっ、殺せ」には萌えたし、
スイーツ三銃士みたいなtwitterで話題のネタを描くとか面白かったです。
そう言えばキュウリとカボチャの苗の接ぎ木は大学生の頃にバイトでやった事があります。
あの時、植物の適当っぷりに驚きましたが、
その驚きが林檎ちゃんと一緒だったのにちょっと嬉しかったりしました。
そんな林檎ちゃんが最後に決意したのは何なのか。
次巻も楽しみです!
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