■[漫画]似非と相似「それでも町は廻っている」14巻
それでも町は廻っている 14巻 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:石黒正数
出版社:少年画報社( 2015-05-30 )
作者サイト:おかんの家4
作者twitter:石黒正数(@masakazuishi)さん | Twitter
Kindle版:それでも町は廻っている (1)
Kindle版:それでも町は廻っている (2)
Kindle版:それでも町は廻っている (13)
Kindle版:それでも町は廻っている (14)
「それ町」は1冊ごとに何かしらのテーマがあることで有名ですが、
この14巻は似て非なるものとか相似性がテーマです。
友達の彼氏のドッペルゲンガー的な人とか身近な笑い話から、
静ねーちゃんと歩鳥の相似性の謎に迫ったりとか色々です。
特に興味深かったのが第108話「夢現小説」と第111話「夢幻小説」ですね。
静ねーちゃんが歩鳥と出会った「夢現小説」と、
ミス研での気付きが何をもたらしたのか、
そしてそれが無かったら何が起こらなかったのかが、
第111話「夢幻小説」でif的なパラレルワールドで描かれているんですよ。
私は歩鳥が居なかったら一番変化があるのは紺先輩だと思ってたんですが、
まさか静ねーちゃんが一番影響を受けていたとはなぁ…
多分、このifの世界では紺先輩にとって歩鳥の代わりは針原さんなんだろうけど、
静ねーちゃんにとっての歩鳥は誰も代わりにならなかったんだなぁ。
そして真田はむしろ歩鳥が居ない方が青春を謳歌できているのが面白い。(笑
いや、歩鳥がいる状況の方が自分から恋してるからそうでもないのかも!
歩鳥には全然恋心が伝わってないんだけどね!
でも歩鳥は真田の恋心に気付かないだけで、
歩鳥自身も恋をするし、何だかんだで女の子なんだよなぁ。
例えばこの場面。
女の子だから下品なことを思わず口にしてしまって恥ずかしがる。
ごく当然のことなんだけど、歩鳥には性を感じないから意外ではあるんですよね。
でも今月のアワーズでもそうだけど、普通の女の子らしさはちゃんとあるんですよ。
真田の恋心に全然気付いてないだけで。
それが真田にとっては致命的なんですけどね。(笑
ちなみに今回一番共感したのはタケルが友達とプールに行った場面です。
あるなー、これ。
ガキ同士でテンション上がりまくってアホな叫びをしちゃうこと。
わかる…、わかるわぁ…
それとこの14巻でのエビちゃんですが、
出番は少なかったけど相変わらず可愛かったです。
手を握られて紅潮するエビちゃんがとても可愛い。
そんな14巻でした。
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