■[ラノベ]巣立ちの季節「生徒会探偵キリカ」6巻
生徒会探偵キリカ6 (講談社ラノベ文庫)
著者/訳者:杉井 光
出版社:講談社( 2015-06-02 )
作者サイト:杉井光・公式サイト NEET TEEN
作者twitter:杉井光(@hikarus225)さん | Twitter
絵師twitter:ぽんかん⑧(@ponkan_8)さん | Twitter
Kindle版:生徒会探偵キリカ 1
Kindle版:生徒会探偵キリカ 2
Kindle版:生徒会探偵キリカ 3
Kindle版:生徒会探偵キリカ 4
Kindle版:生徒会探偵キリカ 5
久しぶりの「生徒会探偵キリカ」の新刊ですが、
今回はついに天王寺狐徹と戦うことになる生徒会選挙。
誰よりも強く、何よりも好敵手を求める天王寺狐徹を相手に、
天王寺狐徹を愛する人々が立ち向かうというお話。
まず、天王寺狐徹が持つ思想と野望とその展望が面白かった。
民主主義のめんどうくささとその欠陥。
そしてその欠陥をついて絶対王政を狙う野心。
その野心の裏付けとなる現代技術により革新という現在を含めて、
一介の高校生とは思えないスケール感には圧倒されましたね。
そんな狐徹を前に稀代の詐欺師であるひかげが打った手が面白かった。
もう詐欺は詐欺でも結婚詐欺師の手口としか思えなかったけど。(笑
キリカと朱鷺子さんにナチュラルにかわいいと褒めていたりと、
天然でジゴロなのに更に結婚詐欺師としてのスキルまで備わったら、
これはもうパーフェクトに女の敵なのではないだろうか。
今回は何から何まで狐徹の手のひらの上だったのには驚いた。
ひかげはその中で狐徹の予想を超えたけど、所詮は全て手のひらの上。
唯一その手のひらの上から巣立ったのがキリカというのには更に驚きましたが、
飛び立った彼女は誰よりも輝いていたと思います。
それにしてもこれで完結でもおかしくない終わり方だったんですが、
まさかこれで完結じゃないですよね…?
できればもうちょっとは続いて欲しいんじゃよ。
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