■[漫画]ぼくが見た希望「恋は光」3巻
恋は光 3 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:秋 枝
出版社:集英社( 2015-08-19 )
作者サイト:ロケット燃料★21
作者twitter:秋★枝@告知用(@akieda_info)さん | Twitter
Kindle版:恋は光 (1)
Kindle版:恋は光 (2)
恋する女性が光って見える男子大学生・西条と、
彼を取り巻くちょっと変な3人の女性たちのキャンパスラブコメの第3巻!
3人の女性たちの恋が加速していてどんどん面白くなるなぁ…!
恋に一歩リードしておきながら、自ら手放してしまった宿木さん。
でも、手放す段階になって自覚する恋心。
今までいろんな女の子の恋人を奪ってきたから経験もそれなりにあるはずなんだけど、
失恋して初めて本気の恋を知るっていうのが良いですねぇ…
西条のことを諦めきれずに、彼が意識している東雲さんと同じ黒髪にして、
服装もロングスカートを選んだりしているところが微笑ましいです。
それでいて東雲さんを別の男と引き合わせたりと、
自分と同じラインにまで落ちてくるようにしむける嫌な性格も、
今ではどこか可愛らしく感じます。
そんな宿木さんと違って諦めているのが北代さんなんだけど、
彼女の胸の痛みが切なくて切なくて…!
西条が自分を頼ってくれることには喜びを感じるけれど、
自分に対して恋愛感情がないというのには辛さを感じる。
そんな複雑な北代さんが不憫でならないんだよなぁ。
二人で飲むのが当たり前で、名字で呼ぶとむしろ気恥ずかしくなる。
それくらいに近しいながら一定の距離で接する関係。
これで良いと自分で納得しようとしているけれど、
納得しようとしている時点で心の底では納得していないことに気付いて欲しいなぁ。
彼女がコロコロ髪型を変えているのは、
西条への無意識なアピールなんじゃないかなー、と思います。
そして東雲さんですが…
まるで初恋を経験している真っ最中の小学生みたいで可愛かったです。
宿木さんに良い意味でも悪い意味でも影響を受けているみたいだけど、
彼女が何かしら積極的に動くと物語が大きく動く予感がします。
男性向けのラブコメ作品ですが、女性キャラの心情が多く出ているのが珍しいです。
そして、それでいて少女漫画していないので読みやすいので、
少女漫画が苦手な男性読者にこそ是非とも読んで欲しいですね。
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