本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!

:: 2009/3/1 日曜日::

■[ラノベ]面白さが加速していく「アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還」

アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-02 )
定価:¥ 599
文庫
ISBN-10 : 4048675176
ISBN-13 : 9784048675178
作者サイト:WORD GEAR
絵師サイト:天才卓球少女

改題改稿されたネットで話題の小説が電撃文庫で大賞受賞!
ということで読みたかったんですがどこも完売してて手に入らなかったのですが、
週末に日本橋に行く用事があったのでメロンで再版分が買えたので早速読んでみました。
読んでみたらなるほど、これは確かに大賞に相応しい面白さ!
魅力的なヒロインに、ぐいぐい読者を引き込んでいくストーリー展開。
過度すぎないSFに底辺から這い上がる主人公と最高に盛り上がりますよ。

「さすがの猿飛」の肉丸みたいなビジュアルの主人公のハルユキは見た目通りいじめられっ子。
ゲームに関しては筋金入りのゲーマーなんだけど、自分に対して極端に自信が持てない内向的性格で、
学内ローカルネットでも人目に付かない地味なゲームで驚異的なスコアを叩き出すのみの日々。
しかしある日、そのスコアが他人によって更新されてしまう。
しかもその犯人は「黒雪姫」と呼ばれる美貌を持つ生徒会副会長で、
更に先輩はあるソフトウェアをハルユキに転送し、加速世界へ誘うのであった―…

学内カースト最底辺の主人公が見せるサクセスストーリーにしてボーイミーツガール。
加速世界でゲーマーとしての機転を見せるハルユキ。
ハルユキと幼馴染みのチユとタクの本音をぶつけ合って作られる本当の友情。
黒雪姫のクールビューティーな見た目と年相応の女の子らしさが垣間見える瞬間。
今まで後ろ向きに全力疾走だったのがベクトルが逆方向にすることで魅せる最高のカタルシス。
どれ一つとっても本当に素晴らしいです。

川上稔が惚れ込むのも当然なラノベらしいラノベでした。
1巻表記があることから、続刊が出るのは確定みたいですがそれも当然の面白さですよ。
加速世界でのドラマもまだまだこれから伸びしろがありますし、
黒雪姫とのラブコメっぷりにも今から期待をせずにはいられません。
今から2巻の発売が待ち遠しいですよ。
今年の電撃小説大賞はホント大当たりだなぁ。

関連エントリー


アクセル・ワールド (19) ―暗黒星雲の引力― (電撃文庫)著者/訳者:川原礫出版社:KADOKAWA/アスキー・メ…

アクセル・ワールド 23 -黒雪姫の告白- 出版社:KADOKAWA 作者名:川原礫 作者サイト: 作者twitter…

アクセル・ワールド (16) ―白雪姫の微睡― (電撃文庫)著者/訳者:川原礫出版社:KADOKAWA/アスキー・メデ…

アクセル・ワールド〈2〉紅の暴風姫 (電撃文庫)著者/訳者:川原 礫出版社:アスキーメディアワークス( 2009-06…

アクセル・ワールド〈5〉星影の浮き橋 (電撃文庫)著者/訳者:川原 礫出版社:アスキーメディアワークス( 2010-0…


 Comments (2)

2 Comments »

  1. 表紙買いしたんですが・・・

    電詞都市DTby川上稔 + エアギアby大暮維人 + A君(17)の戦争by豪屋大介

    あとがきで川上センセがコメント(?)載せてるのもその辺あったんだとおもってます、ハイ

    コメント by うんざん — 2009/3/14 土曜日 @ 22:06:38

  2. あー、確かに大暮維人成分はりますね。
    A君は…、ビジュアル的な意味で?(笑

    コメント by フラン — 2009/4/21 火曜日 @ 7:58:23

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment

HTML convert time: 0.531 sec. Powered by WordPress