■[ラノベ]待てあわてるなこれはユゼフの罠だ「大陸英雄戦記」2巻
大陸英雄戦記 2 (アース・スターノベル)
著者/訳者:悪一
出版社:泰文堂( 2015-12-15 )
作者サイト:悪一
作者twitter:悪一(@waru_ichi)さん | Twitter
絵師サイト:ニリツハイハン
絵師twitter:ニリツ(@Ann_NH)さん | Twitter
Kindle版:大陸英雄戦記 1
Kindle版:大陸英雄戦記 2
地球に近似した、しかし魔術がある世界に転生したユゼフ・ワレサ。
士官学校に進学するも実技は壊滅的でいながら座学は優秀な彼は、
脳筋ヒロインのサラに兵站担当のラデックと出会い、
更に徴兵された先で出会った王女エミリアと知己を得るだけでなく、
側近のマヤさんと一緒にエミリア王女が士官学校に入学してきたことで、
不思議な学友と縁を持った学校生活を過ごして…
というのが1巻までのあらすじで、
この2巻でもまたもや戦争に関わっています。
卒業間近とはいえ士官候補生なのに義勇兵として参加とか、
亡国ならではの戦闘機会の多さですね。
普通は戦闘が多くても普通は学生が作戦参謀になんてなれないんでしょうけど、
そこは悲しいかな亡国だから人手も足りないのよね…
そんな理由でユゼフさんが大活躍なわけなんですが、
彼が立てる作戦はやはり容赦というか遠慮がないですね。
戦後? そんなの知ったこっちゃない。
何しろ義勇兵として参加しているだけで母国でもなんでもないしね。
勝てば良いのだよ勝てば!
的な作戦は中々に痛快でした。(笑
また、敵と味方の双方に優秀なトップと無能なトップが居るんだけど、
ユゼフ側のトップは無能を通り越してクズでしたなぁ。
そんなクズをやり込めて何もさせないところから始めるユゼフさん容赦ないです。
まぁ、戦闘面ではサラにおんぶにだっこなあたり、
ユゼフは全然万能キャラじゃないんですけどね。
頭が回って度胸があるところがユゼフの強みですよね。
そしてヒロインのサラは評判の悪い暴力系ヒロインの系統なんだけど、
私はそれほど嫌悪感はないかなー
ユゼフのことを想っているのが行間から読み取れるし、
何より酔っ払った時の泣き上戸が可愛かったですしね!
サラさん可愛いよサラさん。
戦記モノなんで次々と戦争がありますがそれほど悲壮感はありませんので、
あまり気構えずに読んでみてください。
最近のコメント