■[ラノベ]戦士の帰るべき場所「フルメタル・パニック! アナザー」12
フルメタル・パニック! アナザー (12) (ファンタジア文庫)
著者/訳者:大黒 尚人
出版社:KADOKAWA/富士見書房( 2016-02-20 )
原作者サイト:gatoh.com | 賀東招二オフィシャルサイト
原作者twitter:賀東招二 (gatosyoji)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:風の色
絵師twitter:四季童子 (shikidoji)さんはTwitterを使っています
Kindle版:フルメタル・パニック! アナザー 12
Kindle版まとめ買い:[まとめ買い] フルメタル・パニック! アナザー
ガルナスタンのシェルターでクルピンスキーの企み通り、
オルカンがラムダ・ドライバを蘇らせたことで窮地に陥る達哉たち。
正体不明の脅威の力場に圧倒されるが、
達哉は僅かな手掛かりからラムダ・ドライバを攻略していき…
見事な完結巻でした!
前作もラストは綺麗でしたけど、このアナザーも綺麗なラストでしたね。
バトルもフィナーレを飾るには少々泥臭いモノでしたけど、
それもまた達哉らしいかな、と思わせるものでしたし。
どれだけ戦士の才能があろうとも、
土建屋の息子はやっぱり土建屋だったという戦いでしたね。
それにしてもクルピンスキーはやはりアマルガムの関係者だったのかー
金属元素のコードネームを持っていたということからそこそこ有能だったんだなぁ。
そこそこ有能だったからこそ諦めきれずに妄執を抱き続けてたんだろうけど、
それに人生を狂わせられたオルカンたちが可哀想ですよ。
エピローグもしっかりとそれぞれのその後が描かれており、
達哉とリーナの二人の関係もこれからが期待できる感じだったので、
そういった意味では不満はないのですが…
唯一スッキリしないのがジオトロンが賠償金払ったかどうかわからない点なんですよね。
カエサルの暴挙はクルピンスキーの造反があったとはいえ、
結局はジオトロンの試作機の暴走なわけなので、過失はジオトロンにあると思うんですよね。
悪いことをやったらそれなりの制裁がくだされないとスッキリしないんだよなぁ。
まぁ、それが面白さのメインではないとはいえ…
うん、でも、やっぱりそこはスッキリしないかも。
最近のコメント