■[ラノベ]ゼロの再会「ゼロの使い魔 21 六千年の真実」
ゼロの使い魔 (21) 六千年の真実 (MF文庫J)
著者/訳者:ヤマグチノボル
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー( 2016-02-25 )
作者サイト:hexagon
作者twitter:ヤマグチノボル (hexagonzero) on Twitter
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絵師twitter:エイジ(@usatsukaeiji)さん | Twitter
Kindle版:ゼロの使い魔 21 六千年の真実
Kindle版まとめ買い:[まとめ買い] ゼロの使い魔
私には3つの特別なライトノベルがあります。
1つ目は私にライトノベルの何たるかを教えてくれた「スレイヤーズ」
2つ目は狂おしいほどの心の情動を教えてくれた「イリヤの空 UFOの夏」
そして3つ目がハーレムラブコメの素晴らしさを教えてくれた「ゼロの使い魔」です!
しかしながらこの3作品の中で「ゼロの使い魔」だけは未完でした。
何故なら作者のヤマグチノボルさんが2013年4月4日に永眠されたからです。
完結まで残り2冊だっただけにその訃報はファンとしては非常にショックでしたし、
3年近く経つ今でも喪失感が拭いきれません。
そんな中、遺されたプロットから続刊が出るという話じゃないですか。
その話を聞いた時は嬉しく思いましたけれど、
正直言って半分くらいは不安で仕方なかったんですよね。
何しろヤマグチノボルさんは不世出の天才と言っていいほどに文体が飛び抜けていたし、
バストレボリューションだとかレモンちゃんだとか、
頭がとち狂ってるような言語の地平を切り拓いてましたもの。
で、いざ覚悟を持って21巻を読んだわけですが…
凄く「ゼロの使い魔」じゃないですか!
驚くほどに「ゼロの使い魔」じゃないですか!!!
読み進めれば読み進めるほどに作者が誰なのかといった細かいことを考えずに、
ただひたすらに作品世界に没頭して読み耽ってましたよ。
あぁ…、確かにここにルイズがいるし才人がいるしシエスタがいるよ!
ギーシュにマリコルヌにデルフにテファにアンリエッタがいるんだよ!
彼ら彼女らは確かにここに生きているよ!
もうね、本当に面白かったんですよ。
「ゼロの使い魔」という作品の面白さを再認識させられたし、
ルイズの可愛さにくんかくんかしたり、
テファやシエスタといったハーレムラブコメ要員に萌え転がったし、
始祖ブリミルの過去には想いを馳せましたね。
これなら安心して完結巻である22巻を待てます。
存分に「ゼロの使い魔」という作品を味わい尽くせます。
ルイズと才人の二人がラストどうなるのか。
そしてハーレムラブコメがどういった結末を迎えるのか。
今から気になってたまりませんが、楽しみに待ちたいと思います。
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